畜産動物の福祉 アニマルウェルフェア

海外のアニマルウェルフェア関連ニュース(随時更新)

2017/03/29

海外のアニマルウェルフェアに関する進捗状況を掲載します。
*世界の妊娠ストール廃止状況はこちらから
http://www.hopeforanimals.org/animals/buta/00/id=271
*世界のバタリーケージ廃止状況はこちらから
http://goo.gl/bxFmMO


 

2017年3月21日

北米有数のレストランチェーンの一つであるRestaurant Brands International(バーガーキングとティム・ホートン)は、チキンサプライチェーンから多くの残酷な行為を排除するという約束を発表。
2024年までに米国とカナダで次の目標を達成するという。
・より良い福祉成果をもたらすと判断された品種への移行
・グローバル・アニマル・パートナーシップ(GAP)に基づく飼育密度を提供する
・GAP基準に準拠した敷料、照明、エンリッチメントなど生活環境の向上
・屠殺方法にcontrolled-atmosphere stunningを利用する
Restaurant Brands International-Responsible Sourcing Commitments


2017年3月20日

カナダ最大のレストラン会社、CARAがブロイラーの屠殺方法を2024年までにより人道的な方法(CAS)に移行することを発表。
CARA animal welfare Commitment
Cara commits to CAS for broilers


2017年3月7日

アメリカ国内有数のナチュラル・オーガニックブランドでであるApplegateがブロイラーの動物福祉基準を改善することを約束。
2024年までに次のように改善するという。
・科学的に福祉が改善されていることが証明されているブロイラーの品種を使用する
・鶏により広いスペース(最大密度6ポンド/平方フィート(*約29kg/㎡)、敷料、エンリッチメントなど)
・鶏をいきたまま懸鳥しない、と殺前にはガスによる無意識状態にすること
Applegate Pledges to Improve Animal Welfare Standards for Broilers
http://www.thepoultrysite.com/poultrynews/38277/applegate-pledges-to-improve-animal-welfare-standards-for-broilers/

日本の平均は46.68kg/㎡

2017年3月5日

韓国 家畜福祉で付加価値。韓国でアニマルウェルフェアに取り組む畜産農家が増えている。政府が米国との自由貿易協定(FTA)の国内対策で、鶏や豚、牛など畜種別の認証制度の導入や畜舎建て替えへの融資支援に乗り出し、快適な環境で採算する畜産物の付加価値販売を後押しする。2019年までに家畜全体に占める同飼養管理の割合を1割弱に高める目標だ。
日本の農水省に当たる農林畜産食品部は14年、アニマルウェルフェアの一層の普及へ、五か年計画を策定した。市場に出回る畜産物のうち、アニマルウェルフェアで生産した割合を13年の1%から19年には8%まで高めていく。
(日本農業新聞 2017.03.05より引用)


2017年2月20日

フォアグラ生産国ベルギーの首都ブリュッセルで、強制給餌を禁止。
ブリュッセルではフォアグラ生産は行われていないが、この決定はフォアグラ生産を行うベルギー国内の他の都市に影響を与えるだろう。
Ban on force-feeding in the Brussels-Capital Region
 

2017年2月3日

アメリカのNoodles&Companyはサプライチェーン内の農場の動物福祉を拡大・強化するための新たな取り組みを発表。2024年までにブロイラーの供給全体の福祉改善を約束、さらに、養鶏、酪農牛、豚などの他の農業動物種に関する調達条件を詳述。
ブロイラーについては、2024年までに、サプライチェーンをグローバル・アニマル・パートナーシップ(GAP)のブロイラー・チキン・スタンダードに合わせることを約束。(鶏の繁殖、飼育密度、照明やエンリッチメント素材や人道的な屠殺についてGAPの基準を守る)
乳牛については国産牛乳生産者連盟のFARMプログラムを遵守すること、尾の切断をしないこと、角の除去をする場合は獣医師による疼痛管理をおこなうこと。
豚の場合は、日常的な尾・歯の切断を廃止する予定。
(同社は既に豚の妊娠ストール、採卵鶏のケージを100%廃止している)
Noodles & Company Announces Expanded Animal Welfare Initiatives Company Reinforces and Strengthens Continued Commitment to Animal Welfare
http://investor.noodles.com/releasedetail.cfm?releaseid=1010353

2017年1月23日

BBFAWが、2016年の畜産動物福祉に関するビジネスベンチマークを発表(第五回目)
第五回目の対象となったのは99のグローバルな食品企業。
評価の対象となった企業の87%が畜産動物福祉をビジネス問題と認識しており、73%が包括的な方針や同等の文書の中で彼らの動物福祉政策を公表している。65%が畜産動物福祉関連の目標を設定しており、45%が畜産動物福祉に関する管理責任を記述している。
https://www.bbfaw.com/news-and-events/events/business-benchmark-on-farm-animal-welfare-2016-report-launch/
 

2017年1月19日

【アメリカ】農務省、動物福祉のため有機畜産鶏の飼育方法規制を強化。全米有機プログラムを改正
米農務省(USDA)農業市場局(AMS)は1月19日、有機畜産の家畜、家禽の取り扱いや輸送に関する行政規則の改正を発表した。牛、羊、山羊等の有機畜産反芻動物は、年間120日以上、牧草地に放牧し生草を与える事が定められているが、鶏は除外されていた。今回の規則改正により、有機認証を付与される鶏は、室内で一定のスペースが確保されて羽根を伸ばすことができるようになり、太陽の下で地面を自由に歩き回ることができ、鶏同士の突き合い等を防ぐためと実施されてきた嘴の先端の切り落としも禁止される。
【アメリカ】農務省、動物福祉のため有機畜産鶏の飼育方法規制を強化。全米有機プログラムを改正 Sustainable Japan
 

2017年1月13日

フランスは、国内の屠殺場にCCTVカメラを設置する法案を可決。
新法案では、2018年までに、屠殺場の係留所や屠殺フロアなどすべてのエリアにCCTV(監視カメラ)を導入することが求められています。フランスでは動物権利団体による屠殺場での動物への暴力行為が明らかにされており、このことが今回のCCTVカメラ導入につながった。
France to install cameras in all abattoirs after animal slaughter scandals
http://www.thelocal.fr/20170113/france-to-get-cameras-installed-in-abattoirs


2016年12月20日

アメリカのチェーンベーカリーカフェ パネラ・ブレッドは、Global Animal Partnershipが作成した、家畜のための5段階の福祉プログラム「ブロイラーチキンスタンダード(Broiler Chicken Standard)」を採択すると発表した。
このスタンダードでは、動物のケージやストール飼育は禁止され、屋外でのアクセスを可能にし、悪天候から保護される牧草地中心の飼育をするなど、生活環境の改善が求められる。
動物が牧草地から取り除かれた「牧草地中心の」農場を採用することを目的とした、悪天候。また、嘴の切断など、鳥に物理的な変更を加えることはできない。
同社はこの基準を採用した最初の全国的なレストランチェーンであり、他のチェーンがその足跡を追うことが期待されている。
Panera Bread makes new animal welfare pledge for broiler chickens
http://www.cnbc.com/2016/12/20/panera-bread-makes-new-animal-welfare-pledge-for-broiler-chickens.html


2016年12月14日

採卵鶏雄の殺処分の代替法:独ドレスデン工科大学とリトアニア・ヴィリニュス大学の研究チームが、鶏の有精卵にレーザーを当て、雌雄を見分ける技術を開発。
研究者は「胚の内部蛍光を使った雌雄鑑別は非侵襲性なので卵を傷つけることもなく、また機材も安価で消耗も最小限に抑えられる」。さらに「通常なら卵を暖め始めてから7日目に実施する検卵に比べ、まだ胚に感受性のない4日目で適用できるということが、動物福祉の観点にも一致するはずだ」としています。
http://japanese.engadget.com/2016/12/16/4/
http://link.springer.com/article/10.1007/s00216-016-0116-6
*オスの殺処分に関する詳細 http://www.hopeforanimals.org/animals/tamago/00/id=427


2016年12月1日

ISO(国際標準化機構)が動物福祉の技術仕様を公表。
この新しい技術仕様書は、OIE(世界動物保健機関)の動物福祉基準の実施を支える重要な枠組みを提供することになります。
New ISO specification for better management of animal welfare worldwide
http://www.iso.org/iso/home/news.htm?refid=Ref2147


2016年11月8日

採卵鶏・子牛・繁殖豚を狭い空間で飼育することを禁じる法案、米マサチューセッツ州で77%以上の住民が賛成し可決される
その法案とは「Question3」。これは牛や豚、羊、鶏などを狭い空間で飼育することを、農家に禁じるというもの。ここで言う「狭い空間」とは、動物たちが横たわったり、立ち上がったり、完全に手足を伸ばしたり、自由に動き回ったりすることができない場所のこと。 この定義により今回の法案には、子牛を閉じ込めたり、母豚を妊娠させたりするための狭い檻や、卵を産ませるためだけに作られた鶏用のケージなど、3つの施設の使用を禁止する内容が盛り込まれた。 そして先週の火曜日、11月8日にマサチューセッツ州でこの法案をめぐり、住民による投票が行われたという。 その結果、500万人以上が賛成。この法案が可決されれば肉だけでなく乳製品などの副産物も値段が上がるという見方がある中、有権者の77%以上が支持したそうだ。 これにより今後、法律に違反し残酷な方法で飼育した農家は、家畜の肉や卵などが販売できないことになる。
IROIRO「家畜を狭い空間で飼育することを禁じる法案、米で77%以上の住民が賛成し可決される」 http://irorio.jp/daikohkai/20161114/364280/
Massachusetts Minimum Size Requirements for Farm Animal Containment, Question 3 (2016) https://ballotpedia.org/Massachusetts_Minimum_Size_Requirements_for_Farm_Animal_Containment,_Question_3_(2016)


2016年11月3日

北アメリカで二番目に大きい食品サービス会社aramarkと、世界最大の食品サービス会社コンパスグループUSAが、よりゆっくりと成長する肉用鶏に移行することを発表。
これらのゆっくり成長する肉用鶏(*)の遺伝系統は、グローバル・アニマル・パートナーシップの(GAP)に承認されます。
* 急激な鶏の成長は、骨格が体を支えることができず歩行困難になるなど鶏に苦痛をあたえる。
This May Be The Most Sweeping Set Of Animal Protections Ever Announced
http://www.huffingtonpost.com/entry/compass-group-aramark-animal-welfare_us_581b6704e4b0b8e11a134130?1x7
Compass Group USA Becomes First Foodservice Company to Commit To 100% Healthier, Slower Growing Chicken by 2024 through Landmark Global Animal Partnership Agreement
http://www.compass-usa.com/press-releases/compass-group-usa-becomes-first-food-service-company-commit-100-healthier-slower-growing-chicken-2024-landmark-global-animal-partnership-agreement/ aramark 
Animal Welfare Principles and Policy
http://www.aramark.com/~/media/Files/animal-welfare-principles-and-policy.ashx?la=en


2016年10月19日

2016年10月17日から21日にかけてローマで行われた国連の国連食糧農業機関(FAO)での世界食料安全保障委員会(CFS)において、畜産動物のアニマルウェルフェアについての提案勧告が採択されました。
http://www.hopeforanimals.org/animalwelfare/00/id=487
 


2016年10月14日

青々とした牧草地に放牧された鶏のパッケージで卵を販売する会社Davidson's Safest Choiceが、「虚偽表示」として訴えられる。
この会社の鶏は実際には狭くて不潔なケージに閉じ込められ、陽の光をみることがない。HSUS(全米人道協会)は連邦取引委員会に対して、虚偽表示の可能性を調査するよう申し立てた。 DePaul大学のマーケティング学教授Sue Fogel氏は次のように語った。「注意深く調査して購入する消費者もいるが、多くはそうではない。この Davidsonの卵パッケージは注意を払っていない消費者をミスリードする傾向があるだろう。そしてほとんど消費者は注意を払っていない。」
Illinois egg supplier accused of false advertising
http://www.chicagotribune.com/business/ct-eggs-false-advertising-1015-biz-20161014-story.html


2016年10月13日

野菜で作る肉「フェイクミート」に、世界第二位(2016年10月時点で)のタイソン・フーズが植物由来のフェイクミート(肉代替食品)製品を作る会社の持ち株の5%に出資。
経済ニュースサイト「ザ・ストリート」によると、この発表で10月11日のタイソン・フーズの株価は急騰したという。
植物由来の肉代替食品に対する需要は、動物福祉への関心・健康食志向・畜産業が環境や気候に及ぼす影響への懸念拡大など、さまざまな要因で世界的に拡大している。とは言うものの、研究によると、アメリカでの肉消費量はここ数年と比べて高まっている。主に家禽の価格を下落させる鶏肉の過剰供給が原因だという。
エコを意識する消費者が拍車をかけるトレンドを利用して利益を上げようとする食品大手企業は、タイソン・フーズだけではない。5月に、「スパム」で知られる食肉加工最大手のホーメル・フーズは、コロラド州ボルダーを拠点とするベジタリアン向けの有機ナッツ・バターの会社、ジャスティンズを買収した。
畜産業界は総じて、動物福祉と環境への影響の懸念に対処するように、世論が高まっていると感じている。
The Huffington Post  |  執筆者:    Hilary Hanson
http://www.huffingtonpost.jp/2016/10/12/fake-meat_n_12463212.html


2016年9月19日

英国の獣医協会(BVA)は、英国の食品について動物福祉ラベルの義務化を支持。
明確な福祉ラベルを消費者に提供することにより、生産者にとってはEU脱却後の英国の食品のセールスポイントとすることができるとして、BVAは動物福祉に配慮した食品に動物福祉ラベルの貼付を義務付けることを求めている。 その証拠として
・EUの消費者の80%がどのような方法でつくられたものかラベル付けしてほしいと思っている
・EUの肉の消費者13,500人を対象とした調査では、72%が動物がどのように殺されているかの情報がほしいと考えている などを上げている。
Vets call for clear animal welfare labels for UK consumers
https://www.bva.co.uk/news-campaigns-and-policy/newsroom/news-releases/vets-call-for-clear-animal-welfare-labels-for-uk-consumers/

2016年9月19日

米国農務省、ケージフリー卵に関する新たな月報の公表を開始
2016年4月に集計されたUSDA公表の4月の同国における鶏卵生産量7092百万個を参考値として、鶏卵生産量全体に占めるケージフリー卵の割合を算出すると9.7%となったという。アメリカのケージフリーの割合は日本よりも高い。
米国農務省、ケージフリー卵に関する新たな月報の公表を開始(農畜産業振興機構 調査情報部)

2016年9月7日

世界動物保健機関(OIE)と経済協力開発機構(OECD)が、動物の福祉と健康の推進に協力して取り組む協定に署名。

両機関の協力は、動物の福祉や健康、動物用医薬品(抗生物質耐性の問題を含む)等に関する政策や経済的評価、改善方法についての技術協力や情報交換に関するものだ。OECDとOIEの間の協力を強化することで、それぞれの目標を強化することを目的としている。
A new OIE and OECD collaboration to face animal health and welfare future challenges
http://www.oie.int/en/for-the-media/press-releases/detail/article/a-new-oie-and-oecd-collaboration-to-face-animal-health-and-welfare-future-challenges/

2016年8月28日

中国で動物福祉の意識の高まり
新しい調査では、中国の消費者は畜産動物の福祉が重要だと考えていることが分かりました。
世界中の豚の半分以上が中国で飼育されています。世界動物保護協会(WAP)のChu Xueqinは「中国では多きの企業が豚の妊娠ストールを使用している」と言っている。
しかし、世界動物保護協会による中国での2000人以上を対象とした最近の調査では、中国の10人の内7人が家畜福祉が重要と考えていることが分かっています。また、同じ数が、動物福祉に配慮した豚の肉に5~10%の追加料金を払うとも言っています。
世界動物保護協会は、妊娠ストールなどの工場式養豚の改善を養豚業界と政府に呼びかけています。
Growing awareness of animal welfare in China
http://www.channelnewsasia.com/news/asiapacific/growing-awareness-of/3079698.html


2016年8月4日

世界銀行は新しい「環境・社会・フレームワーク(ESF)」を発表。
この中の「生物多様性保全と生活自然資源の持続可能な管理」の項に下記が盛り込まれています。
「工業式の農畜産物に関わる借主は国際的な産業規範に従い、有害なリスクや影響を最小限に抑える。 動物の肉やその他の製品(ミルクや卵、ウールのような)のための、動物の繁殖、飼育、住宅、輸送、及び食肉処理を含む、規模の大きい商業型畜産に関わる借主は、宗教的、文化的な原則を考慮の上で、国際的な産業規範を採用する。」
そしてこの国際的な産業規範として、世界銀行の機関の一つIFC(世界金融公社)の「畜産における動物福祉の改善(Improving Animal Welfare inLivestock Operations)が記載されてます。
Environmental and Social Framework
http://consultations.worldbank.org/Data/hub/files/consultation-template/review-and-update-world-bank-safeguard-policies/en/materials/the_esf_clean_final_for_public_disclosure_post_board_august_4.pdf


2016年7月29日

インドの最高裁判所が、バタリーケージの合法性についての公聴会を開催。
メスの鶏がが動き回るのに十分なスペースもなく小さなワイヤーケージに閉じ込められているという残酷な状況は、動物法虐待防止に違反しているのではないかと問題提起されました。
Cruel condition of hen coops: Apex court seeks government response(THE TIMES OF INDIA)
http://timesofindia.indiatimes.com/city/delhi/Cruel-condition-of-hen-coops-Apex-court-seeks-government-response/articleshow/53450641.cms


2016年7月8日

ミズーリ州のag gag法(畜産場の内部潜入調査の禁止)案がミズーリ州知事ジェイ・ニクソンにより拒否。
ag gag法は、農場内で活動家や従業員やジャーナリストが撮影することや、動物保護団体と農場の従業員が連携して内部を農場内部を明らかにさせることを禁止するものです。本来ならこれは、アメリカ合衆国憲法修正条項第一条「連邦議会は、国教を定めまたは自由な宗教活動を禁止する法律、言論または出版の自由を制限する法律、 ならびに国民が平穏に集会する権利および苦痛の救済を求めて政府に請願する権利を制限する法律は、こ れを制定してはならない。」に反するものですが、工場畜産の内部を明らかにしたくない業界のロビー活動により、近年のこのag gag法が全米を席巻しつつあります。こちらのag gag法の状況を示す米国地図を見るとアメリカが今危険な状況にあることがよく分かります。
End ag gag laws http://endaggaglaws.com/
Missouri Ag Gag Bill Vetoed by Governor Jay Nixon!
http://www.lcanimal.org/index.php/blog/entry/victory-missouri-ag-gag-bill-vetoed-by-governor-jay-nixon


2016年6月30日

デンマーク 2017年夏から豚肉の動物福祉のための3つ星ラベルを開始 これらのラベルは消費者に対してアニマルウェルフェアのレベルを明確にするだろう。 
デンマークの環境食糧(農水)省は「これらの星を取得するには、現在のEUやデンマークの法が求めるよりも厳しい要件を満たす必要がある」と言う。 「この新しいラベリングでは、雌豚は生産工程すべてにおいて自由に移動することができなければならなず、豚は、尾を切断されることも他の豚に咬まれることもあってはならない(したがってカールした全体の尾を豚は保っている必要がある)、また農家は毎日豚に新鮮なわらを与えなければなりず、豚は成長するにつれてより広いスペースを持っている必要があります。そして、豚は8時間以上に輸送してはならない」同省はこのように述べています。
Denmark launches three-star pork label for animal welfare
http://www.globalmeatnews.com/Products/Denmark-launches-three-star-pork-label-for-animal-welfare


2016年6月26日

世界有数の鶏肉会社のパーデュー社(Perdue)が肉用に飼育する鶏の福祉の改善のために、2017年末を目標に、屠殺においてCASシステム(*1)を導入すること、新規の施設は窓のあるものにすること(自然光が入るように)、ゆっくり育つ鶏(*2)の試験を開始することなどの新しいポリシーを発表。
*1 CAS(Controlled Atmosphere Stunning)ガスを用いて鶏を気絶状態にして屠殺する方法のこと。電気ショックよりも人道的ではあるが、CAS(Controlled Atmosphere killing)のほうがより人道的。
*2 急激な鶏の成長は、骨格が体を支えることができず歩行困難になるなど鶏に苦痛をあたえるため。
Breaking news: Perdue announces major reforms for chickens
http://blog.humanesociety.org/wayne/2016/06/perdue-animal-welfare-reforms.html
Perdue Sites「2016 and Beyond」
http://www.perduepoultrywelfare.com/2016-and-beyond/


2016年6月20日

畜産動物の愛護(farm animal welfare)に関する食品関連企業のコミットメントを促進し、諸課題への取り組みを評価するベンチマークを発表しているBBFAW(Business Benchmark on Farm Animal Welfare)は5月23日、世界初となる畜産動物の愛護についての投資家宣言に、英アビバ・インベスターズ、仏BNPパリバ、英コラーキャピタル、蘭Robeco、英スタンダード・ライフ・インベストメンツ等、合計1.5兆ポンドを運用する機関投資家18社が署名したと発表した。  
宣言文書では、畜産動物の愛護が食品分野への長期の投資にとって価値を左右する重要な課題だという観点から、投資家に対して食品会社への投資を判断する際に動物愛護を考慮することを求めるとともに、事業会社に対して畜産動物の取り扱いに高いレベルの基準を課すよう推奨している。また、企業および投資家に対して、同団体が提供するベンチマークBBFAWを、畜産動物の愛護という課題に取り組む際のフレームワーク(枠組み)とするよう求めている。

【欧州】主要機関投資家18社、BBFAWの畜産動物愛護宣言に署名
http://sustainablejapan.jp/2016/06/20/bbfaw/22620


2016年5月11日

ホールフーズ・マーケットやスターバックス・コーポレーション、ネスレといったアメリカの企業が、動物福祉に配慮した「ゆっくり育てた鶏の肉」に注目。
世界のブロイラー産業はいままで「どれだけ短期間で鶏を成長させるか」ということを重視してきた。その結果肉用鶏は歩行困難、心臓疾患などになりやすいことが指摘されている。こういった中、動物への苦痛のない畜産を求める消費者の声を反映して、複数の企業がゆっくり育った鶏の肉に着目しはじめている。いっぽうアメリカ最大手の養豚業者タイソン・フーズ傘下の育種会社コッブ・バントレスの幹部は「そんな金額を払って鶏肉を買おうとは思わない人のほうが多い」と述べているそうだ。
"ゆっくり育てた鶏の肉、米企業が注目。動物の苦痛少ない畜産への需要高まる″
http://jp.wsj.com/articles/SB10359106571790804599004582059143350740440?tesla=y​
関連記事
Breeding for alternative markets(World poultry2016.3.9)
http://www.worldpoultry.net/Genetics/Articles/2015/11/Breeding-for-alternative-markets-2709620W/?cmpid=NLC|pigprogress|2016-07-06|Breeding_for_alternative_markets
 

2016年4月11日

フランスは、農業戦略の中心に動物福祉の尊重を配置することを目指して2016年-2020年のアクションプランを定めた。
このアクションプランには、輸送中の動物の保護、屠殺場での福祉、内部告発者の保護、鎮痛剤や麻酔剤の使用による動物の苦痛の除去の普及、動物の去勢の代替法の促進など20の優先行動が示されている。
France Launches Action on Animal Welfare
http://www.thepigsite.com/swinenews/41560/france-launches-action-on-animal-welfare/
Lancement par Stéphane Le Foll d’un plan d’actions en faveur du bien-être animal pour les animaux d’élevage et les animaux de compagnie
http://agriculture.gouv.fr/nouveau-plan-dactions-en-faveur-du-bien-etre-animal


2016年3月31日

EU 官報でEU動物衛生法が公布。(2016年4月20日から施行)動物福祉も盛り込まれた。
この法律の制定に向けて、2006年に起草された動物衛生戦略の中には4つの目標の内の一つに「EU の持続可能な発展戦略を支援するよう、動物衛生関連の脅威を予防し環境への悪影響を最小限に抑える農業の実践及び動物福祉を促進する。」があげられていた。 それを反映して制定されたEU動物衛生法の中に動物福祉に特化した条項はないが、動物福祉と動物の健康は切り離せないものとして‘動物福祉’が随所に盛り込まれている。
(条文より)
「この規則には、動物の福祉を規制する条項は含まれていない。しかし、動物の健康と福祉は結びついている:より良い動物の健康は、より良い動物福祉を促進し、その逆も同様である。 本規則に従って疾病予防及び管理措置が実施される場合、欧州連合条約第13条(TFEU)に照らし合わせ、動物が回避可能な痛みや苦悩から免れることができるよう考慮されるべき」
同法はまた、動物衛生と、公衆衛生、環境、食料・飼料の安全性、動物福祉、抗生物質耐性並びに食料安全保障との関係について考慮に含めることや、事業者には動物疾病、バイオセキュリティの原則、動物衛生・動物福祉及び公衆衛生の相互作用等について適切な知識を有すること等の責任があることが規定されている。
on transmissible animal diseases and amending and repealing certain acts in the area of animal health (‘Animal Health Law’)
http://eur-lex.europa.eu/legal-content/EN/TXT/?uri=uriserv:OJ.L_.2016.084.01.0001.01.ENG&toc=OJ:L:2016:084:TOC
EU の動物衛生政策―動物衛生法(規則2016/429)を中心として―国立国会図書館調査及び立法考査局主幹農林環境調査室樋口修


2016年3月29日

オーストラリア Free range eggs (放し飼い卵)の認定基準統一への動き
オーストラリアでFree range eggsは一般的になりつつありますが、同じFree range表示でも1ヘクタールあたりの面積に鶏の数が200羽のものから10,000羽までの違いがあり、草が茂り陽のあたる場所にどのぐらいの時間出ていられるのかなど明記しておらず、本当に鶏が鶏らしく活動できるのか、ただ単に狭い場所にケージなしで入れられているだけなのか 判断が難しいことが消費者の間で問題になっています。
そのため、次の記事によると Free range eggs 認定基準を統一化しようという動きがあります。
ABC (Australia Broadcast) のニュース記事のサイト
Victorian egg producers say a decision is needed on free range standards
http://www.abc.net.au/news/2016-03-29/victorian-egg-farmers-push-for-free-range-standards/7281654?WT.ac=localnews_melbourne


2016年3月19日

ヨーロッパ市民の動物福祉についての意識調査
ヨーロッパ市民の約90%が、EU内に輸入される畜産物は、EUの動物福祉規格を満たしていることを望むと回答。また半数以上の市民がショッピングの際に動物福祉ラベルのついた商品を探すと回答。市民の約60%が高水準の動物福祉食品に喜んでお金を支払うと回答するなど、ヨーロッパ市民多くが動物福祉を望んでいることが明らかになった。
Europeans want farm animal welfare
http://www.globalmeatnews.com/Environment/Europeans-want-farm-animal-welfare
Eurobarometer on attitudes of Europeans towards animal welfare
http://www.animalwelfareintergroup.eu/2016/03/16/new-eurobarometer-on-attitudes-of-europeans-towards-animal-welfare/


2014年10月15日 

世界食料安全保障委員会が「農業における責任ある投資と、食品システムのための原則」を採択。その中にアニマルウェルフェアを明記。
“原則8”より下記引用
「生産性、製品品質、安全性を持続的に向上させるため、動物の健康と福祉、植物の健康を支援する。 」
PRINCIPLES FOR RESPONSIBLE INVESTMENT IN AGRICULTURE AND FOOD SYSTEMS
http://www.fao.org/3/a-au866e.pdf

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