宗教と畜 - 気絶無しのと畜

2014/12/11

日本には、と畜方法について規定はありません。
と畜は、まず牛や豚を気絶させてから頚動脈を切断する、という方法で行われます。
しかし日本では一部のと畜場(宗教上のと畜)で、牛に対して、この気絶(スタニング)なしで、いきなり頚動脈の切断をするということが行われています。
意識のあるまま頚動脈を切断するわけですから、牛は暴れ、苦しみます。
暴れるのを防ぐために、動画のような装置が使われることもあります。

 ハラールと畜(動画は日本のものではありません)

動画は GAIA Belgiumより
http://www.gaia.be/nl

なぜ一部で気絶処理なしでのと畜が行われているのか?
それは宗教に基づくと畜だからです。 イスラム教やユダヤ教に食べ物に対して定めがあり、イスラム教ではハラール、ユダヤ教ではコーシャという決まりがあり、その決まりに沿った食べ物しか食べてはならないとされています。 これらハラール、コーシャでは「死んでしまった肉は食べてはならない」という規定があります。 スタニング(気絶処理)をして万一死んでしまったらマズイ、そのため気絶なしでのと畜が行われることがあります。(※)
日本で宗教と畜するさいには、上の動画のような「装置」を使ってと畜する場合もあるし、人の手で行われる場合もあります。 人の手で行われる場合は、ロープで牛の足をくくり大勢で牛を倒して、頚動脈をナイフで切断する。 というやり方です。

宗教の自由は保証されるべきですが、宗教の自由以前に、動物虐待はあってはならないことです。
動物を虐待してもよい自由などは存在しません。
海外では、宗教と畜であっても気絶処理なしのと畜を禁止している国もあります。 デンマーク、スウェーデン、スイス、ノルウェーは、そういった国々です。

※世界に57カ国あるイスラム教国家のうちすべてが、気絶処理でのと畜を禁止しているわけではなく、同じハラールでもスタニングをOKしている国もあります。日本からマレーシア、インドネシアにハラール肉を輸出する際はスタニングが行われており、一方アラブ向けへの輸出の場合はスタニングが行われていません。
いずれにせよ、ハラールと殺をしようとする自治体や企業は、先方がスタニング無しを求めてきても、それを拒否しスタニング有のハラールと殺を交渉することができます。

 

私たちアニマルライツセンターは、と畜を管理する厚生労働省に、一部で行われている気絶なしのと畜を廃止するよう要望しています。 みなさんからも、どうぞ意見を届けてください。

〒100-8916 東京都千代田区霞が関1-2-2
厚生労働省 食品安全部 監視安全課 乳肉安全係
電話番号 03-3595-2337

 

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