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豚コレラを契機に畜産全体を見直せ:参議院農林水産委員会

2019年4月、豚コレラは収束する気配を見せるどころか、その勢いは加速しているようにも見えます。
その犠牲数はあっというまに86,000頭になりました。

4月9日と4月11日の農林水産委員会では、政府の対応の不手際、農家の意識の甘さについて、厳しい意見が出されました。

畜産のあり方を見直せ

小川勝也参議院議員は4月9日の農林水産委員会で、豚コレラ・アフリカ豚コレラ等の防疫に関する水際対策の甘さについて指摘。農林水産省がどれだけいろいろとやっていると説明をしたところで、「はっきり言って絵空事」だと切り捨てました。宮崎県の口蹄疫の経過をつぶさに見ていた議員からすると、今回の対応の不手際はあまりにひどいといえるでしょう。全くそのとおりでしょう。

アフリカ豚コレラの生きたウイルスが空港で発見されているが、それはたまたま検出されたに過ぎないと言えることがわかります。中国とベトナムに賭けて中国とベトナムから入国する空港にCIQ体制を配置していますが、その他の国から入ってくることを想定されていないというのです。豚コレラとアフリカ豚コレラは別の病気ですが、いずれも感染力が強く、動物の福祉を著しく低下させます。

小川議員はこの豚コレラをきっかけとして、日本の畜産のあり方自体を見直すべきだと続けました。

重ねてになりますけれども、やっぱり甘いですよね。たまたま防疫官のいるところ、たまたま犬のいるところに持っている人は来てくれという、こんなことで本当にいいんですか。私は、この豚コレラを封じ込められない国、私たちの国にアフリカ豚コレラが入ってくれば、畜産、酪農、全てもう終わりになると思いますよ。何でこんなことをいつまでもやっているんでしょうか。

一つ考えるに、私は、私たちの国の畜産の在り方が先進国のそれではないということを申し上げたい。これは、飼養衛生管理、それから厳しい法律、それから動物福祉の考え方、それから屠畜に対して、これ全然まだレベルに達していないんですよ。

私は、今回のこの事例を契機にして、今回のまず豚コレラは、岐阜県、愛知県を中心としたやつはまず鎮静化させる、その後は、しっかりとヨーロッパの先進地域を見てこられた有識者に、私たちの国の畜産を再スタートさせるべく、もっと新しい令和に合った飼養衛生管理基準や法律を作るべきだ、そして、その基準を守れない人には私は業をやめてもらってもいいと思います。そのくらい日本の消費者に信頼される畜産であって、それから海外から来られる方にもしっかりと、日本の畜産は、酪農は世界で最もすばらしいレベルなんだというふうに分かっていただけるようなものに変えていただきたいと思います。

一言言うならば、豚は非常に清潔好きであります。清潔好きの豚が本当にきれいな環境で飼われているんでしょうか。私はその原点に返るべきだと思います。今回のいわゆる豚コレラを奇貨としての授業料はまた余りにも高いけれども、私たちの国の畜産が更にステップアップするためにはそのぐらいのことが必要なのではないかというふうに思っています。

このままの集約的工場畜産を続けている限り、同じことが繰り返し繰り返し起きるでしょう。

意識の低さに絶句

森ゆうこ参議院議員は4月11日の農林水産委員会で、まず収束の遅さを指摘。畜産が非常に多く密集している地域であった宮崎県口蹄疫が4ヶ月で収束したのに対して、岐阜というそれほど畜産業が多くない岐阜県において9ヶ月かかるだけでなく愛知県に拡大しているのです。

そしてその拡大の原因について、驚くべきレポートが出されていることを指摘されました。

「3月5日に農林水産省の担当者が当該農場における飼養衛生管理基準の遵守状況等に関する調査を行っていたが、省略しますが、結果的に3月7日に11例目にかかる清浄化確認検査により家畜保険聖女が立入検査を行い、すべての豚舎から合計30頭を検査したこの際、農場入り口で長ぐつと使い捨ての防疫服、手袋、防止を着用していたが、各豚舎に立ち入る際は靴底消毒を行うのみであった。検査結果は陰性であったが、この結果からは、7日の検査で感染が起こったことを否定できない」って書いてあるんですよ。

行政の検査自体が、感染を拡大させてしまった可能性を示唆しています。
人間こそが、最大の感染拡大の要因であろうことは、誰もが知っているはずです。行政はどの農場にも立ち入っており、この感染拡大が止まらない中において最も警戒をしなくてはならない人員であるはずです。意識の低さに驚くばかりです。

さらに、検査への協力や正直な申請や蔓延防止に最善をつくすことなどを農家は行う必要があるが、豚コレラの発生を隠させないために、農家の金銭的負担を全て取り払うべく、国は全額補償を行っています。全部国民がみんなで負担するから、お願いだから嘘つかないでね!ずるいことしないでね!という仕組みになっています。
しかしこれに違反し、豚の異常な死亡を隠したり(養豚場では日々、毎日毎日豚が多数死んでいるので判断は難しいとは思いますが、小川議員がおっしゃったとおり、「疑心暗鬼」の中異常を感知しなくてはなりません。毎日その動物を見ていれば異常はわかります。)、検査中に出荷してしまう(これは悪質です、お金儲けを優先したのですから・・・)などが発生し、5分の1にあたる特別手当金をペナルティとして減額又は支給したとしています。
森議員は、徹底してくださいと詰め寄り、農林水産省は「行政も畜産農家に何度も呼びかけ、一軒一軒回って説明をしている」と答えました。実際そうなのでしょう。

森議員は

それでもだめだっていうのはどういうことなのかなって思います・・・えっと・・・さらなる徹底を求めたい、そうじゃなければ収束しませんよ。

と絶句。

私達は「森先生、養豚農家って、そういうものなんですよ。」とお伝えしたいところです。

行政の示す「衛生管理」の意味が一般市民には理解できないくらい、養豚場はどこもとってもとっても糞だらけで汚いのです。大まかな排泄物を取り去っても、隅に挟まってこびりついた糞を掃除することはないのです。大量の動物を飼育している中、従業員に通常の人が考える「清潔さ」を実現するための時間は与えられていません。
もちろん徹底されている農家もあるかもしれませんし、一般の人では想像もできないほどの大量の消毒薬を撒いて、動物自身を消毒薬を吹きかけて消毒薬まみれにしているところもあります。必死な農家たちが、見えない敵を相手に、終わりの見えない戦いを続けていらっしゃることも知っています。

しかし、それが正しい防疫だといえるのでしょうか。
免疫が弱った動物を、消毒の粉の上に寝かしていても、それは衛生的でも健康的でもないのです。
動物は機械ではありません。
世界は、狂ったように消毒をするということではなく、動物のストレスを軽減し、免疫力をあげさせる方向に進んでいます。

動物を集約的に飼育する畜産を、どうか考え直して下さい。

議事録

○小川勝也君 立憲民主党・民友会・希望の会の小川勝也でございます。
ふだん温厚な上月理事がここまで厳しいトーンでやられましたので、私は森ゆうこ先生を見習ってもっと激しく厳しくやっていかなきゃいけないというふうに思います。不快に感じる方がいらっしゃるとすれば謝罪をさせていただきますが、そのぐらい大事な案件だというふうに思っています。
今、副大臣からどんなことをやっていますという話ありましたけど、はっきり言って絵空事ですよ。そうこうしている間に十八例目出たじゃないですか。何にもやっていないということと同じですよ、これ。何やっているんだよ農水省、これ。何やっているんだよ。
この前も私は池田消費・安全局長とお話をさせていただきました。宮崎でどれだけの犠牲を払って今日に至っているのか。そして、そのときに水際でしっかりと防御したという歴史を我々の国は持っているんだと。なぜ野村先生のところに聞きに行かないんだと。同じことをやって対策をしたらこうはならないんですよ。
まず、十八例目について簡潔に報告してください。
○政府参考人(新井ゆたか君) 本日、岐阜県恵那市の養豚農場におきまして豚コレラの発生が確認をされたところでございます。具体的には、四千頭強を飼育している農場でございまして、既に拡大豚コレラ疫学チームを派遣いたしまして、本日調査を実施しているとともに、迅速な防疫体制を行っているところでございます。
○小川勝也君 生産者の方の思いはよく分かります。これは生産者のせいではありません。国の指導が足りないからです。しっかり経験と知見を有しているのに、きちっと我々の国の畜産をここまで持続発展することができなかったのは農林水産省の責任だというふうに言わざるを得ないというふうに思っています。
資料を一枚付けさせていただきました。上月理事からも質問があったアフリカ豚コレラのいわゆる生きたウイルスが入ってきたということであります。
ちょっと皮肉な質問をさせていただきますけれども、ソーセージになぜ生きたウイルスが入っているのか、これはどういうことなのか、教えていただきたいと思います。
○政府参考人(新井ゆたか君) これは加熱不十分が原因というふうに考えております。
○小川勝也君 農林水産省がやってきたことは、ソーセージを作るときに全く煮沸していないわけじゃないんですよ、ところが、煮沸が足りないことがあって生きたウイルスがあった、この生のまま持ち込まれたソーセージと同じことを行政がやってきたということです。
一つ一つ詰めていきます。
ここに書いてありますとおり、今、上月さんからも話ありましたように、畜産物の発見件数は九万三千九百五十七。どういう形で防御しているのかというふうに考えてみてください。
空港は空の港です。私たちの国がいわゆる飛行機を国際線で飛ばす前までは、いわゆる入口は港でした。港に税関とか検疫とかあって、その後私たちの国には百か所の空港ができました。そして、その中で政府は、観光客に来ていただいたらこれは経済が潤う、いいことだ。北海道も助かっています。上月さんが今言われたように、人手不足なのでこれからは外国人材に働いてもらおう、留学生にも来てもらおう、研修生にも来てもらおうということで、どんどんどんどんこの入口を拡大していきました。
私は、手前みそですけれども、こういう経験をいたしました。元々、港があって空港なので、内陸部の空港についてはなかなか手が回らなかったと。北海道には旭川という内陸部の空港があります。自然が豊かなので外国からもたくさんのお客様が旅行に来てくれます。台湾からのチャーター便に合わせて、そこにはCIQが、人が足りなかった。だから、札幌からJRで係官の人が旭川空港に行こうとしていたんだけれども、大雪でJRが止まって、そのCIQの担当の人が旭川にたどり着くことができずに、その台湾からの観光客は四時間にわたって空港にストップされた。これじゃたまらんということで、私たちは、何とかこの水際の人材を増やしてくださいと、こうお願いをした経験があります。
実は、同じことが今起きているんだというふうに思っています。大臣から御紹介がございましたように、一・二倍になって四百六十人いる。しかし、何と書いてありますか、ここに。両国からの到着便に対して必ず一人以上を配置していると。すなわち、中国とベトナムからが多いので、そこには配置していますよということです。
でも、実は豚コレラもアフリカ豚コレラも中国やベトナムから来られる方が必ず入れてくるという保証はどこにもないんですよ。ということは、一〇〇のうち九五やったからいいじゃないかということを言っている。これは全く科学的ではない手法によっているということであります。
それから、探知犬もそうです。徳永委員がこの間質問をいたしました。フルに全ての入国者に探知犬がマンツーマン、マンツー犬でつながるわけじゃない。すなわち、たまたま見付かったということに助けられて今に至っているんです。こういう科学的でない行政が、豚コレラまた出ました、また岐阜県に出ましたということを、毎回毎回私たちは聞かされているんです。本当にこんなことでいいのかなというふうに私は思います。
まず、インバウンドで国を豊かにしようとするのが国策だとすれば、必要な人材を、家畜防疫官を私は増員させるべきだと思います。あるいは、大変その地域の方には申し訳ありませんけれども、やはり空港を絞ってインバウンドの方に来ていただくとか、政府部内でしっかり検討しなきゃいけないイシューだと思います。私はそのどちらかが大事だというふうに思います。
こういうふうにマイクを通して言っていますけれども、吉川大臣が希望する人材を、分かりましたというふうに財務省や我々の国の政府が認めてくれるほどやわではないというふうに思いますけれども、現実問題として今、豚コレラを抑えられずにいる国がアフリカ豚コレラの侵入を目前にしている。こういう状況からして、この水際対策、本気で捉えていただいているというふうに思いますけれども、増員を狙うのか入口を狭めるのか、何らかの対策が必要だと考えますが、大臣、いかがでしょうか。
○国務大臣(吉川貴盛君) 水際対策を進めていくためには増員も私は必要だと、こう思っております。
そのために、先ほど上月委員にもお答えをいたしましたけれども、家畜防疫官についても、さらには探知犬につきましても増やしてきてはおりまするけれども、まだ全ての空港にそれが配置をされているということではございません。主要七空港については配置をさせていただいております。
さらに、この四月の末、五月にかけて十連休というのがございます。そういったことを含めますと、ここですぐに、大変残念ながら、防疫官、さらには探知犬の増頭というわけにはいきませんけれども、ここは各府省と連携を取りながら徹底した水際作戦をまず取らせていただく。そのためには、厳格な措置もしっかりとさせていただくということも今やらせていただいております。さらには、今御指摘がありましたように、この探知犬、さらには防疫官というものは増やしていきたいと考えております。
○小川勝也君 改めて確認をさせていただきますけれども、非常に嫌な言い方をしています。今私が確認したことは、防疫官もいる、探知犬もいる、そして、豚コレラやアフリカ豚コレラのウイルスを付着させた方やあるいは生煮えのソーセージを持っている人は、たまたま防疫官のいる空港に来てほしい、持っている人は犬のそばに来てほしいと祈っていると等しいということですので、全然科学的ではないということを確認をさせていただきたいと思います。
そしてさらに、上月さんが今大事なことを言いました。何でこんな九万件も持ってこさせるんだと。日本国からのメッセージが足りないんですよ。
これは、私たちは今、議員立法でどうしようかということで検討もさせていただいています。しかし、政府が準備をしているかもしれないし、あるいは農林水産省がやりたくても、ほかの政府部局が、いや、せっかくインバウンド好調なのに余計なメッセージ出したら来てくれる人も来てくれなくなるのでこれは困ると思っているのか。これは、私は台湾にいわゆる先進事例があるというふうにも聞いていますので、これは何らかのメッセージで、ああ、日本にはハム、ソーセージ持っていっちゃいけないんだなということを、日本に来るのを楽しみにしてくださる方にしっかりと周知できる様々なアピール、これは議員立法なのか閣法なのかは別にして、必要だと考えています。
そのことを加味した農林水産省の考え方、現在の立場をお答えいただきたいと思います。
○政府参考人(新井ゆたか君) 今、吉川大臣からも答弁させていただきましたとおり、関係各府省とも連携をいたしまして、この水際対策の強化に取り組んでまいりたいと考えているところでございます。
まず第一は、お話がありました広報キャンペーンでございます。政府広報、それから海外向けのSNS、さらには中国でビザを取った方々には、そのビザの送付とともに持込みが禁止されているというリーフレットも今配付しているところでございます。(発言する者あり)それから、空港に到着したときには、空港におきますポスター等の掲示の強化というのも徹底をしてまいりたいというふうに考えております。それから、検疫の探知犬、家畜防疫官のそれぞれ増強とともに、税関は手荷物を開けるという権限を持っておりますので、税関との協力によりまして空港で自主的に放棄をしていただくという取組も強化の一環として図っていきたいというふうに考えているところでございます。
○小川勝也君 今、与党席からやっぱり生ぬるいという声が出ました。九万件もあるんですよ。ということは、開けただけで九万件なので、開けていないのも入っているからこうなっているんですよ。ですので、まずは持ってこさせないことを考えなきゃいけないので、厳罰化とか、持っている人は空港から日本国の土を踏ませないとか、あるいはそこで帰して三年間日本国に入れないとか、もういろんなことを考えています。
それで、これは大臣に聞いた方がいいでしょうか。閣法で準備しないならば議員立法でやりますか、これはどういうふうにお答えいただけますか。
○国務大臣(吉川貴盛君) 法律に関しましてはそれぞれのお考えもあろうかと思いますが、またいろいろな点で御相談させていただきたいと思いますけれども。
今回、特にこの五年間で動物検疫所が収集した違法に持ち込まれた畜産物の件数というのが一・六倍ぐらいに増加をしております。その半分が中国からの持込みとなっておりまして、こうした状況を踏まえて、今般は、この旅行者による畜産物の持込みは、個人消費用あるいはお土産であっても原則として全てのケースで警告書を発出することといたしております。さらに、その際、動物検疫制度及び罰則についても説明をするとともに、違法な持込みを繰り返す等悪質性が認められる場合におきましては警察に通報又は告発するなど、家畜伝染予防法の違反事案への対応を今回は厳格化することにいたしております。先ほど消安局長からも話をいたしましたように、告知で、多言語でポスターの掲示ですとかキャンペーンの実施ですとか、そういったこともやっております。
法律に関しましては、また様々な形で御検討をいただければと、こうも思います。
○小川勝也君 重ねてになりますけれども、やっぱり甘いですよね。たまたま防疫官のいるところ、たまたま犬のいるところに持っている人は来てくれという、こんなことで本当にいいんですか。私は、この豚コレラを封じ込められない国、私たちの国にアフリカ豚コレラが入ってくれば、畜産、酪農、全てもう終わりになると思いますよ。何でこんなことをいつまでもやっているんでしょうか。
一つ考えるに、私は、私たちの国の畜産の在り方が先進国のそれではないということを申し上げたい。これは、飼養衛生管理、それから厳しい法律、それから動物福祉の考え方、それから屠畜に対して、これ全然まだレベルに達していないんですよ。
私は、今回のこの事例を契機にして、今回のまず豚コレラは、岐阜県、愛知県を中心としたやつはまず鎮静化させる、その後は、しっかりとヨーロッパの先進地域を見てこられた有識者に、私たちの国の畜産を再スタートさせるべく、もっと新しい令和に合った飼養衛生管理基準や法律を作るべきだ、そして、その基準を守れない人には私は業をやめてもらってもいいと思います。そのくらい日本の消費者に信頼される畜産であって、それから海外から来られる方にもしっかりと、日本の畜産は、酪農は世界で最もすばらしいレベルなんだというふうに分かっていただけるようなものに変えていただきたいと思います。
一言言うならば、豚は非常に清潔好きであります。清潔好きの豚が本当にきれいな環境で飼われているんでしょうか。私はその原点に返るべきだと思います。今回のいわゆる豚コレラを奇貨としての授業料はまた余りにも高いけれども、私たちの国の畜産が更にステップアップするためにはそのぐらいのことが必要なのではないかというふうに思っています。
農林水産省の考え方はいかがでしょうか。
○国務大臣(吉川貴盛君) 小川委員、探知犬につきましては、入ってくる方がそこの探知犬のいるところに行くのではなくて、ハンドラーがきちっと探知犬で、探知犬がきちっと持ち込まれた物を、しっかりとそれを探し当てて摘発をするという、そういうことになっております。御理解をいただいているんだとは思いますけれども、もし誤解があればと思ってそう申し上げました。
今のこの飼養衛生管理基準の改正をしたらどうかということだろうと思います。
今回の事例を見まして、この飼養衛生管理基準というのは実は自治事務になっております。岐阜県で発生をして、これが岐阜県でどんどん出てきたものでありますから、これは県にただお任せしているだけでは駄目ですよと、農林水産省、国が主導的になって、県と連携をしてしっかりこの飼養衛生管理基準というものを徹底をしなければという、そういった指示も私の方からも出させていただきまして、県ともいろいろとやってまいりましたけれども、正直申し上げて、まだ、私は、この遵守がきちっと守られているという状況にまでなってきておりません。
そこで、チェックシートを作っていただいて、県と国の方がチェックをさせていただきました、岐阜県は全ての三十一農場につきまして。この三十一農場についてチェックをしてフォローアップを今行っておりますが、間もなく県の方がもうこれが終わるということでありますが、ただ、フォローアップが終わったとしても、チェックをして指摘をしたことが全てできたかどうかということが大切なのでございまして、それを見届けないと、また新たな侵入経路ができるなどというようなことにもなりますので、そこまで今徹底をしてやっておりますので、この管理基準につきましての改正につきましてはまた我々も真剣に考えていかなければならないなと、厳しめにそれは重々思っているところでもございます。
○小川勝也君 一々反論するつもりはありませんけれども、さっき確認したとおり、中国からの直行便が届く空港が二十三か所、ベトナムからの空港が四か所、こういうところを中心に配置しているということです。しかし、ここに書いてあるとおり、韓国、台湾、フィリピン、その他、どこの国から来る方が持ってくるか分からないということで、たまたま、いわゆる賭けでいうと中国とベトナムに賭けているんです。そこに犬を置いてあるんだけど、ほかのところから入ってきた人は全くノーアクセスなんです。だから、たまたまに懸けているということであるのでこういう表現をしたわけであります。
それと、今大臣が言われたことで大事なことが一点あります、自治事務だと。これ、世界のいろんな例を調べましたけれども、こんな家畜伝染病予防法を所管する国が、こういう事態になったときに県に対応をお任せするなんという国はほとんどないんです。そのことも踏まえて私は法改正が必要だろうというふうに思います。
それと、県に任せておいたら全然駄目なので、国が行ってちゃんと指導していますと言っていますけれども、昨年の九月九日に第一例が発生をして、そこから年が替わってもう四月も終わろうとしているんですよ。それなのにまた新しいのが発生しているということは、国が出張っていっても駄目だということじゃないですか。これをちゃんと認めないから駄目なんですよ。それは、一つ事例が起きたらそれを封じ込めるということに集中をするので、我々も仏の顔でずっと待っていましたよ。全然収まっていないじゃないの。収まっていないのに何偉そうなこと言っているんだ。全然駄目ですよ、こんなのじゃ。
先ほど申し上げましたように、これは岐阜県と愛知県との間だって、北海道じゃないので、道が、陸がつながっているんですよ。県だけで封じ込めるなんということはできないので、国が責任を持って封じ込めるということを、これは僕は別途法律をやっぱり作る、改正すべきだというふうに思います。
これは再三再四申し上げるようでありますけれども、宮崎県といわゆる県境を接している鹿児島県と熊本県はしっかりやったんですよ。筆舌に尽くし難い御努力と疑心暗鬼の中で、絶対に入れちゃ駄目だという思いの中やってきたので、これはやればできるんですよ、魔法遣いにコレラウイルスを持ってこられているわけじゃないので。ネズミなのか、猫なのか、イノシシなのかは別にして、しっかり封じ込めるということを私はやっていくべきだというふうに思います。これは、新しい法律を作っていくんだという思いを今から吉川大臣には御準備をいただきたいと、これ私の思いであります。
次にまた豚コレラが発生をしたら質問をしなきゃいけませんけれども、もう質問はしたくありませんので、もうこれで新しい十九例目の発生はないというふうに祈らせていただきたいというふうに思います。

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