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(2020.9.28更新)

「動物の強制給餌」が禁止となった国/州/都市

  • カリフォルニア州
    カリフォルニア州知事アーノルド・シュワルツェネッガーが2012年までにカリフォルニア州内で鳥に強制的に食事を与えて作られたフォアグラの生産と販売を禁止する法律を制定。
    その後、州法が施行されるも生産者団体など業界が反発。2015年1月1日、連邦裁判が違憲との判決を下したため係争。2017年9月15日、控訴裁判所の判決で、連邦裁判の判決は覆された。原告側は上告を試みたが、棄却され、カリフォルニア州のフォアグラ廃止は正式に決定した。Appeals court revives California ban on foie gras
  • オーストリア(9州のうち6州)
  • チェコ共和国(1992年)
  • デンマーク(1991年)
  • フィンランド(1996年)
  • ドイツ(1936年と1993年)
  • イタリア(2004年)
  • ルクセンブルク(1965年)
  • ノルウェー(1974年)
  • ポーランド(1999年)
  • アルゼンチン
    「強制給餌は虐待」だとして禁止されている。 Resolución-413-2003-SENASA – Servicio Nacional de Sanidad y Calidad Agroalimentaria
  • トルコ
  • インド
    2014年にフォアグラの輸入を禁止 To be Published in the Gazette of India Extraordinary Part-II, Section – 3, Sub-Section (ii) )
  • ブリュッセル首都圏(ベルギー)
    2017年2月フォアグラ生産国ベルギーブリュッセル首都圏で、強制給餌が禁止。ブリュッセルではフォアグラ生産は行われていないが、この決定はフォアグラ生産を行うベルギー国内の他の都市に影響を与える可能性がある。(ブリュッセル首都圏はベルギー連邦構成主体である3つの地域のうちの一つ) Ban on force-feeding in the Brussels-Capital Region
  • フランドル地域(ベルギー)
    2018年7月、フランドル政府は2023年までにフォアグラの強制給餌を禁止すると決定。強制給餌を早く辞めれば止めるほど、財政補償が提供されるという。フランドルは同時に毛皮農場の廃止も決定した。(フランドル地域はベルギー連邦構成主体である3つの地域のうちの一つ)Animal welfare organisation GAIA applauds ban on fur farming and force-feeding for foie gras production in Flanders
  • サンパウロ市
    2015年6月、サンパウロ市議会は市内でのフォアグラの生産と販売を禁止する条例を制定した。
    *条例はその45日後に発効することになっていたが、全国レストラン協会(ANR)が条例の無効化を求めて提訴し、同年7月14日に裁判所が条例の差し止めを命令した。さらに16年2月24日には裁判所の別の決定が下され、サンパウロ市内でのフォアグラの生産・販売が認められた。2017年3月、裁判所が憲法に違反しているとの判断を下し、これに対してサンパウロ市議会はこの判断を不服として控訴する意向を示している。
  • ニューヨーク市
    2019年10月30日、ニューヨーク市内の小売施設または食品サービス施設が、強制給餌をともなった製品(つまりフォアグラ)または強制給餌をともなった製品を含む食品を保管、維持、販売または販売することを禁止する条例が可決された。違反した場合は、500ドルから2,000ドルの罰金が課せられる。禁止になるのは条例が発行して3年後、つまり2022年から禁止になる。https://legistar.council.nyc.gov/LegislationDetail.aspx?ID=3844860&GUID=A91556AB-4F62-4902-A808-0FEE9B46F16D
  • ウクライナ
    2019年9月に最後の強制給餌農場を閉鎖。法律で明示的に禁止されていないが、強制給餌の慣行は国内で中止となった。FOIE GRAS Le gavage interdit (presque) partout

多くの場合「輸入」は禁止されていない。

動物保護法により、「動物の強制食餌」が禁止されると解釈されている国

  • オランダ
  • イスラエル
    世界の4番目のフォアグラ産国だったが、2003年8月に、イスラエル最高裁判所がフォアグラ生産が国の動物保護法に合わないと宣言する39ページの決定を発行した。その後2005 年10月2日、カッツ農相が閣議においてで、美食目的のフォアグラ生産の継続を求めたが、多数決で却下された。
  • スウェーデン
  • スイス
  • イギリス
  • アイルランド

EU(欧州連合)

EU内では、1999年、欧州理事会常設委員会でアヒルとガチョウに関する勧告が提出されている。
Standing Committee of the European Convention for the protection of animals kept for farming purposes 1 42nd meeting(Ghent, 4 – 7 December 2001

同勧告の中で、

強制給餌については

  1. フォアグラを生産する国は、福祉と強制給餌に代わる方法に関する研究を奨励するものとする。
  2. 福祉と強制給餌の代替法に関する新しい科学的証拠が入手できるまでは、フォアグラの生産は慣習として行われている場合のみ実施されるものとする。

とされている。基本的に強制給餌は許されないものとなってはいるが、EU内で長年フォアグラ生産を続けている国、ベルギー、ルーマニア、スペイン、フランス、ハンガリーでは「慣習」であるため強制給餌が継続されている。

施設については、

ガチョウについては水浴びができて社会的交流ができるものでなければならない、アヒルについては一羽一羽別々のケージに閉じ込めてはいけないなど詳しく施設要件が定められいる。
アヒルについては2010年12月までにこの勧告にある施設要件を満たすことが求められている。
(スペイン、ハンガリー、フランスは2010年までにアヒルのケージシステムを変更することができず、欧州委員会と「2015年までに移行する」ということで合意)
Subject:  Individual cages used in the production of foie gras
Council Directive 98/58/EC of 20 July 1998 concerning the protection of animals kept for farming purposes and Recommendation concerning Muscovy ducks (cairina moschata) and hybrids of Muscovy and domestic
ducks (Anas platyrhynchos) of the Standing Committee of the European Convention for the protection of animals kept for farming purposes

その他

  • シカゴ市議会
    2006年4月26日にフォグラの販売を禁じる法案を賛成48、反対1で可決。フォアグラを販売するレストランや食料品店に500ドルの罰金を科すと制定されたが、2008年5月に、イリノイレストラン協会(the Illinois Restaurant Association)の圧力で、シカゴはこの禁止令を撤廃した。
  • ウクライナ最大の家禽企業であるMHPはフォアグラの生産を中止 Oct 22, 2020 Russia embraces new trends

 

 

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