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英国の法律、すべての脊椎動物および頭足類・甲殻類の知覚力を認識する

2022年4月28日、英国でアニマルウェルフェア(感覚・感情)法 2022が制定した。
(英語では Animal Welfare (Sentience) Act 2022 であり、「Sentience」とは感覚や感情を感じる能力である。日本語ではその両方を含む言葉が見つからない。)

この法律によって、知覚力/感受性のある動物の福祉への行政の政策の影響に関する役割を果たす「動物Sentience委員会」というものが設けられる。
この委員会は、国のあらゆる政策に対して、それが動物の福祉に悪影響を及ぼさないかについて報告書を作成し、動物の福祉が考慮されるよう勧告を含めることができる。
このような報告書が発行された場合は、国務長官は3ヶ月以内にそれに対応しなくてはならない。

この法律に該当する「動物」は、人間以外の脊椎動物(もちろん魚も含める)、頭足類の軟体動物(たこ、いか等)、十脚甲殻類(海老、かに等)だ。
その他の無脊椎動物も追加することができるとも明記されている。

日本では4人に3人が海老は苦痛を感じないと思っており、約半数の人が魚も苦痛を感じないと思っているなか、英国は法律でこのような魚介類の知覚力を認めた。
特に頭足類や甲殻類に関しては水生動物を扱う業界から激しい反対があったが、最新の研究結果を幅広く慎重に検討したうえでの法案の可決であった。

 

https://www.legislation.gov.uk/ukpga/2022/22/enacted

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