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2016.5.16



みなさんはミートフリーマンデーという世界的な運動を知っていますか?
ミートフリーマンデーは週に一日はお肉をやめ、動物や地球環境や人にやさしい食事をしようという運動です。
この、週に一日はお肉をやめるという運動は、サンフランシスコやワシントンDCなどの世界中の数百もの都市や公的機関が採用しています。
ポール・マッカートニーやオノヨーコなどが運動を世界中に広めていっています。
お肉を減らしたほうがいい理由は、動物と地球環境を守るため、そして人々を守るためです。

毎年700億頭の畜産動物が人間の食べ物として殺され、とても苦しんでいます。
日本でも約10億頭の畜産動物が苦しんでいます。
256万頭の牛が殺され、139万頭のミルク用の牛が子供を取り上げられて、機械のようにミルクを搾り取られています。
953万頭の豚が殺され、約88万頭のお母さん豚が拘束飼育されています。
7億4千万羽の鶏が殺され、1億羽のひよこが生まれた瞬間に窒息やすり潰されて殺され、1億7千万羽の卵用の鶏が狭いケージにぎゅうぎゅう詰めに押しつぶされながら卵を産ませられ続けています。
これらの動物たちは、その動物らしく生きていく権利を、全て奪われています。
その飼育現場は、あまりにも悲惨すぎて、多くの人にとって、見たくない真実です。
しかし、実態を直視し、少しでも苦しみや暴力が少ない社会を目指していくべきではないでしょうか。
ポール・マッカートニーはベジタリアンですが、その第一の理由は動物への思いやりだと述べています。

週に一日はお肉をやめたほうが良い第二の理由は、地球の環境の未来のためです。
2006年、国連食糧農業機関 FAOは、畜産業による環境破壊がとても大きいことを明らかにする論文を発表しました。その後も、多くの専門家によって、交通機関から排出される地球温暖化ガスよりも、畜産業から排出される温暖化ガスのほうが遥かに大きいことが、証明されてきました。中には、世界中の地球温暖化ガス排出の51%が、畜産業が原因であるとする研究すらあります。
さらに、畜産業は、水資源を使いすぎることや森林破壊、飢餓問題の原因になるなど多くの問題を抱えています。
ハンバーグ1つを作るために使われる水の量は、日本人一人が1.5ヶ月~2ヶ月お風呂に使う水の量と同じです。
毎秒1~2エーカーの熱帯雨林が消えていますが、アマゾン流域の森林破壊の原因の91%が畜産によるものです。
100gの牛肉を作るために必要な穀物は1000g以上、豚肉100gを作るためには700g、鶏肉100gのためには400gの穀物が必要です。
食料自給率が低い日本ですが、動物の餌の自給率は更に低く、26%、とくに濃厚飼料はたったの9%。世界中の穀物をかき集め、ほんの少しの肉を作って食べています。
肉は環境負荷がとても高く、エネルギー効率が悪い食べ物なのです。

今日は月曜日です。
世界中が取り組んでいるミートフリーマンデーに、あなたも参加してみませんか?
お肉を食べない、卵を食べない、乳製品を食べないということを、週に一度だけとりいれるだけでも、それを多くの人が実践することで、世界を変えることができます。
もし世界中の人々がミートフリーマンデーを実践すれば100億頭の動物が助かるのです。そして地球の未来も7分の1明るくなるのです。
動物のために、地球のために、皆さん自身と家族の未来の為に、
ミートフリーマンデーを実践し、週に一日、お肉をやめてみてください!

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