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反畜産の運動に追い詰められる国際卵委員会、世界の卵消費倍増を目論む

国際卵委員会 (International Egg Commission) とは世界の卵業界を代表する組織だ。

2022年2月初頭、IECは「Vision 365”」という計画を立ち上げた。
世界のすべての人が毎日最低1個、年間365個は卵を食べることを目指したものだ。
10年後の2032年には世界の卵消費量を今の2倍にすることを目標とした運動で、支援者を集めている。

「なぜ今なのか」の説明には次のことが書かれている。

業界として、我々は非常に現実的で緊急の脅威に直面しています。有力で資金が豊富な活動家、多国籍食品企業、NGO、食品ベンチャーの観念的な見解は、国際連合組織や消費者グループ内で強力な 反畜産の物語を作っています。

この目標は世界の潮流に反している。世界の人々はこれ以上鶏たちを苦しめることを望んでいないことは明白だ。そして、気候危機が進み世界中が取り組みを急ぐ中で、穀物飼料を多く食べる鶏をこれ以上増やすという考え方は、前時代的であり破滅的だ。自らの利益と自分たち産業の持続性のみを優先し、社会と地球の持続可能性は無視した目標だ。卵は環境問題で注目されにくいが、水資源も穀物資源も大量に消費しており、さらにその穀物資源の多くは南米の森林を破壊した農場からやってくる。

しかしこれは、良いニュースだとも受け止められる。
私たちの運動は、業界が恐れるほどのものになってきたということだ。
ARCとしては、10年後には日本での卵の消費量が2倍ではなく、半分になっていることを目標として全力を尽くす。

https://www.internationalegg.com/our-work/vision-365/

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