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2022年夏 増えた平飼い卵の需要と供給

コロナ禍に一般消費者の間で平飼い卵の需要が伸びています。どこへも出かけられないからせめて家で少し良いものを食べたい。あるいは免疫力をつけるために体によいものを取り入れたいという消費者の心理が影響していることが、他の商品の動向からも推測できます。

買い物がままならなかったコロナ禍で飛躍したビジネスが生協など宅配事業ですが、全国の生協では、おおむね前年比100%以上の平飼い卵の需要増がありました。増加程度は2%程度から、なかには10%以上増えている生協もありました。取り扱いのない生協も含めると、平均して3~5%程度の伸びといえます。卵全体の需要が伸びていることはないので、全国的に平飼い卵に切り替える消費行動は、最大3~5%程度まではあることを示していると思われます。

それに対し供給というか、生協の場合オーダーありきなので注文に応じられるキャパシティはというと、生協には独自の安全基準があるため、対応できる鶏舎が限られており、需要に対して少し足らないぐらいか、需要を追いかける形に伸びているかの状態です。いずれも鶏舎単位での変化のため、今後は少しずつ変わるというより、年々大股の一歩で登っていく予想がされます。

一方、街のスーパーマーケットでは、今まで扱っていなかったスーパーが平飼いを扱うようになる、あるいは6個入りから10個入りに容量が増えるなどの変化がありました。コロナ前のように、スーパーに行ったら平飼い卵が売り切れという残念な状況が減ってきたのは、レジ直結のオーダーシステムによる、無駄のない仕入れが一般化したものだと予想されます。

よく言われることですが、消費者が新しい商品を受け入れるときには共感できるストーリーが必要です。生協の場合はそれが生協からの温かみのあるお便りであり、スーパーの場合はポップやパッケージのイメージそのものです。ケージフリーを進めていくためには、生協やスーパーに消費者が、宣伝強化とパッケージのイメージアップを要望することも効果的です。なお各生協の平飼い卵の増加割合は非公開情報をもとにまとめていますので、詳細に関心がある方は、直接お問い合わせください。

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