牛-うし

異常行動 牛の舌遊び

2016/12/24

牛の舌遊び行動は、不適切な環境で飼育されていることのあらわれである。

舌遊び行動とは,舌を口の外に長く出したり,舌先を左右に動かしたり,舌先を丸めたりする動作を持続的に行う行動.さらに柵や空の飼槽(餌入れ)などを持続的に舐める動作は模擬舌遊び行動と呼ばれる.
人工哺乳(吸乳時間の不足),粗飼料の不足,繋留,単飼(1頭のみで飼育する)などの行動抑制による長期的葛藤状態から誘発される.


引用元 国立大学法人 帯広畜産大学
http://www.obihiro.ac.jp/~seo/tpl.html


舌遊びする肥育牛(2017年)


舌遊びする子牛-日本のストール飼育(2016年)



子牛が一頭一頭、別々のストールに閉じ込められて飼育されている。広さも高さも幅も、子牛のサイズからいって十分とはとても言えない。一頭一頭が別々に飼育されている為、ほかの仲間とじゃれ合ったり親和関係を結ぶこともできない。
母牛から十分に乳を吸うことを許されず、引き離され、ストールの中に閉じ込められ、舌遊びという異常行動を起こす。
これらはすべて、生産性を重視した結果だ。責任の一端は、畜産物を大量消費する私たち消費者にある。

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裏側
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足元には糞尿がたまっており、牛体は鎧をかぶったように、泥がこびりついている。

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舌遊び行動をする子牛


自然哺乳の場合、子牛の一時間に6000回、母牛の乳頭を吸うと言われている。それによって実際母乳を吸っているのは、その半分程度で、あとは単なるおしゃぶりだと言われている。このおしゃぶりは無駄な行為ではなく、子牛の精神的な安らぎや情緒の安定に大きな意味を持つ。
子牛は産まれたら母牛の乳首に吸い付く強い欲求を持っているが、それを絶たれると、葛藤行動(欲求不満状態で認められる行動)を引き起こしやすくなるのだ。母牛の乳首に吸い付きたい欲求が満たされないために、その欲求は例えば仲間の子牛の臍帯や耳、陰嚢など乳首に似たものに向かってしまう。吸い付く子牛が雑菌汚染や下痢を発症したり、吸い付かれた子牛が炎症を起こすことも珍しくない。成牛になってからも、こうした葛藤行動が舌遊び行動(下を口の外に長く出したり、左右に動かしたりする行動)などの異常行動として続くことがある。


引用元 「黒い牛乳」中洞正著



動画・写真はいずれも2016年12月、国内で撮影したもの

 
参考
子牛の主な飼養方法(2014年調査*) 

1.7% チェーンでの繋ぎ飼い
10.2% ロープでの繋ぎ飼い
20.4% 単飼飼育
63% 群飼
その他・無回答 4.7%

*平成26 年度国産畜産物安心確保等支援事業(快適性に配慮した家畜の飼養管理推進事業)肉用牛の飼養実態アンケート調査報告書-畜産技術協会 

 


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