フォアグラ

カルビー ポテトチップスにフォアグラを使わないで。

2016/06/24

カルビーから定期的にフォアグラのポテトチップスが販売されています。

「俺のフレンチ・イタリアン牛肉とフォアグラのロッシーニ味」(コンビニ限定 2015年3月 期間限定)
「牛肉とフォアグラのトリュフソース仕立て」(2015年末 期間限定)
「濃厚フォアグラ塩味」(サンクス限定2016年4月 期間限定)

そして現在(2016年6月14日時点)、『ビーフとフォアグラ味』がローソンで販売されています。(2016年5月24日(火)から販売開始。数量限定)

2016年5月27日、フォアグラの問題を伝え、商品にフォアグラを使用することの廃止を要望したところ、カルビーからは同年6月8日、下記の回答がありました。
 
このたびは弊社会長の松本宛に弊社製品への貴重なご意見を頂戴いたしましたこと、厚く御礼申し上げます。
弊社は動植物由来の原材料使用につきまして、保全・保護・愛護の観点での使用可否の設定をしておりません。従いまして現時点では原材料へのフォアグラ使用禁止の判断をすることは致しかねます。

しかしながら今後は保全・保護・愛護の観点からの原材料選択も視野に入れ、社内関連部署と情報共有し、見識を深めていきたいと考えております。
このような回答となりますことご了承くださいませ。
このたびは貴重なご意見をいただきましたこと、重ねて御礼申し上げます。

迅速な回答、「今後は保全・保護・愛護の観点からの原材料選択も視野に入れ」という文言など、市民からの声を真摯に受け止めてくれる会社だということが伺われます。
ぜひ皆様からもご意見を届けてください。


カルビーお客様相談室
http://www.calbee.co.jp/soudanshitsu/

 
アニマルライツセンターから、カルビー株式会社 代表取締役会長 松本 晃氏に提出した要望書
(サイト掲載にあたり、赤字部分をリンクしました)

カルビー株式会社 
代表取締役会長 松本 晃様

2016年5月27日

拝啓
私たちアニマルライツセンターは、動物の権利を守る活動を行うNPO法人です。
このたび、動物愛護の観点から、貴社商品へのフォアグラ使用の廃止をお願いいたしたく、ご連絡を差し上げました。

貴社では2016年5月24日から『ポテトチップス ビーフとフォアグラ味』が販売されています。またそれまでにも「濃厚フォアグラ塩味」、「牛肉とフォアグラのトリュフソース仕立て」、「俺のフレンチ・イタリアン牛肉とフォアグラのロッシーニ味」といったフォアグラ使用のポテトチップスが定期的に販売されています。

しかしフォアグラは、その生産過程で行われる「強制給餌」が国際的に問題視されており、ヨーロッパを中心として多くの国がその生産方法を禁止している食材です。かつて世界第4位だったイスラエルは、すでに自国におけるフォアグラの強制給餌を禁止。現在は強制給餌されたフォアグラの「輸入販売」も禁止すべきではないか、との議論が行われています。

2013年10月 英国amazonがWebサイトでのフォアグラの販売を禁止
2014年1月 フォアグラの販売をデンマークで唯一継続していたスーパーマーケットチェーンが、その取り扱いを中止
2014年1月 ファミリーマートがフォアグラ弁当の発売中止
2014年7月 インド フォアグラの輸入を禁止

また、2015年1月、フェアのメニューにフォアグラ寿司があった かっぱ寿司からは、「フェアが終り次第、今後のフォアグラ提供は見合わせる」との回答をいただいています。

アパレル業界にも動きは広がっています。
The North Face、 Patagoniaのような、アウトドアブランドのいくつかは、フォアグラの強制給餌が行われたダウンを使用しないことを表明しています。
日本でも、ユニクロが2013年の秋冬商品からは、フォアグラにされた鳥のダウンは使用していません。

企業だけではなく、消費者にもフォアグラに対して問題意識を持つ人が増えています。
私たちは昨年、日本のファミリーレストランに、フォアグラメニューの廃止をお願いする署名を提出しましたが、賛同者は約1ヶ月で16,662人集まりました。
昨年のすかいらーくの株主総会では、動物愛護の観点からフォアグラについて株主から質問が出されたりもしており、海外に比較するとフォアグラの問題についての認知度が低いとはいえ、日本でも問題意識は拡がってきているようです。

また、2014年12月に民間の調査会社に依頼しておこなった「フォアグラに関する意識調査」(添付資料)では、この調査で、はじめてフォアグラの飼育方法を知った人のうち「食べたくない」「あまり食べたくない」と感じた人は74.1%、という結果でした。
フォアグラの生産方法を知らない人にフォアグラを提供することにも問題があるのではないでしょうか?

「強制給餌」が動物を不必要に苦しめていることは、科学的に明らかになっており、国際機関がこれについて問題提起をしています。

「フォアグラのための脂肪質の肝臓の生産は、深刻な動物福祉の課題を含んでおり、そしてそれはFAOによって容認される習慣ではない。現在、欧州連合の法律は、強制給餌を生産が定着した領域にだけにとどまらせている。」
― 国際連合食糧農業機関(FAO)(2002年)

通常、餌を与える人が近づいてくると、アヒルやガチョウは給餌人に寄ってきますが、フォアグラ生産場で飼育される鳥たちはそうではありません。
「強制給餌を受けるガチョウやアヒルは、給餌人が寄ってくるとペン(囲い)の中で逃れようとする」「フォアグラは、鳥の福祉に有害」
― EU『動物の健康と福祉に関する科学委員会』(1998年)

こういった状況を踏まえ、貴社商品におけるフォアグラの使用を廃止していただけますよう、どうぞよろしくお願いします。
お手数ではございますが、書面(郵便またはFAX)あるいは電子メール(宛先:sato@arcj.org)にて、この件についての貴社のご見解をお聞かせいただけたら幸甚です。
以上、何卒、よろしくお願い申し上げます。
 
2016年6月6日
カルビーからの回答
 
アニマルライツセンターからカルビーへ再度要望
(サイト掲載にあたり、赤字部分をリンクしました)

カルビー株式会社
代表取締役会長 松本 晃様
2016年6月13日

拝啓
先日はお忙しい中、私どものフォアグラ廃止要望についてご回答いただき、厚く御礼申し上げます。

「弊社は動植物由来の原材料使用につきまして、保全・保護・愛護の観点での使用可否の設定をしておりません」とのご回答について、下記の点を要望いたします。

動物由来の原材料について、動物福祉の観点での使用可否の設定をすること。

近年海外では企業のCSRの一環として畜産動物福祉取り組む食品企業が増えています。例えば畜産動物福祉への企業の取り組みを評価する機関BBFAWの2015年のレポートによると、対象企業の69%が畜産動物福祉政策に取り組んでいるとのことです。

The Business Benchmark on Farm Animal Welfare 2015 Report
http://www.bbfaw.com/media/1338/bbfaw-2015-report.pdf

また企業が社会に対して開示すべき情報について、さまざまな国際的枠組みが作られていますが、そのうちの一つにGRI(グローバル・リポーティング・イニシアティブ)があります。
経済産業省によると、GRIは世界平均で61.8%と、もっとも多くの企業が使っている枠組みだということです。このGRIが、食品加工企業の社会的責任として、開示すべきとしている情報の一つに、畜産動物の福祉があげられています。
ご参考までに、食品加工会社を対象にしたGRIガイダンスを翻訳したもの(動物福祉にかかわる部分のみ)を掲載します。

日本企業のなかにも、CSR報告の中で動物福祉に言及するマクドナルドやプリマハムのような企業も出てきています。

こういった背景があることを鑑み、貴社におかれましても動物性原材料の使用にあたっては動物福祉を考慮していただくことを、6月6日付のフォアグラ廃止要望に加えてお願い申し上げます。

大変お手数ではございますが、書面(郵便またはFAX)あるいは電子メール(宛先:sato@arcj.org)にて、この件についての貴社のご見解をお聞かせいただけたら幸甚です。
以上、何卒、よろしくお願い申し上げます。


 
2016年6月24日
カルビーからの回答

過日、6月8日付弊社回答文書につきまして、お忙しい中あらためてご意見、ご質問をくださり、厚く御礼申し上げます。
原材料選択の設定につきましては、前回通りの回答でございますが、このたびのお手紙ですでに動物福祉への取り組みをされている企業様があることをお教えいただき、まことにありがとうございます。
見識を深めるためには、実践されている企業様のお話をお聞きすることは非常に重要と考えております。早速、いくつかの企業様ヘヒアリングさせていただくことといたします。
 
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