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乳製品も卵も代替品の時代へ

2017/11/25

乳製品代替品

動物を殺した肉に替わる代替肉の市場が拡がりつつありますが、乳製品についても同様のうごきがあります。
大手食肉会社が代替肉市場に参入しはじめているのと同様に、ダノン社が、アーモンドミルクのブランド『Silk』を保有するホワイトウェーブ社を買収するなど、大手乳業会社が非酪農企業を吸収・合併することで乳代替品分野に参入する動きがみられます。

2017年12月エーリック「畜産の情報」によると
『世界の乳代替品の販売額は、2015年に137億米ドル(1兆5618億円)となった。北米は、これらの製品において世界でも大きな市場の一つであり、全世界の30%を占めているとされる。主な乳代替品には、アーモンドミルクや豆乳のほか、カシュ―ミルク、ココナッツミルク、麻ミルクがある。米国では、アーモンドミルクなどの消費増によって飲用乳のシェアが低下傾向で推移している』


別の記事(Rose Flavoring and a Wine Shortage: These Are the 4 Food Trends to Watch in 2018)は、Euromonitorによると、米国ではミルクの代替としてアーモンドミルクが過去5年間で45%増えて、現在米国市場の7%を占めていると言います。

米コーネル大学の農業経済教授のAndrew Novakovicは牛乳の消費は1940年代後半にピークを迎え、ここ数年では2010年の約240ポンドから2015年には約120ポンドに急激に減少したと指摘しています*4。
米国東海岸最大の乳製品メーカーの一つとして首都圏700万人に牛乳を供給してきたElmhurst Dairyのように、消費の減少を理由に、90年後に乳業部門を停止させると言っている企業もあります*4。

また2017年3月エーリック「畜産の情報」によると、EUにおける飲用牛乳の消費は、この10年間で1人当たり5リットル減少しているそうで「これは乳糖不耐症の存在やライフスタイルの変化の他に、動物由来製品の摂取に反対する消費者が増えていることもある」と書かれています。

2017年11月8日のalternet記事*1は「酪農業界はVEGAN活動家がこの業界の脅威であると認めた―牛乳のもつ健康、動物福祉、環境への悪影響を消費者が認識するにつれ、酪農業界は危機的状況に陥る」というタイトルで、ベルファストのイベントに集った英国、中国、日本、オーストラリアの乳業界のボスが、VEGANが乳製品に対して提示する「神話や恐怖の話」への懸念を表明したことをレポートしています。

近年酪農業界での動物への残酷な扱いがつぎつぎと暴露されており、健康面だけではなく動物保護の観点から乳製品から植物性ミルクへの切り替えを選択する人も少なくないだろうことが伺えます。





日本では畜産動物の残酷な飼育実態が一般的に知られていないこともあり、動物保護の観点から牛乳を止めるという人は少数だと思われますが、それでも牛乳の消費量は減少傾向にあります。

平成 27 年度「牛乳・乳製品の消費動向に関する調査 報告書*2」によると『牛乳を毎日飲む』1999年の45.6%から2015年には34.5%に減少しています。一方で豆乳の消費量は増加しています。日本豆乳協会のデータ*3によると、1999年に45,459kgだった豆乳製品の生産量が2015年には313,999kgと大幅に増えています。
 

*1Dairy Industry Admits That Vegan Activists Are a Threat to Its Existence https://www.alternet.org/food/dairy-industry-admits-vegan-activists-are-threat-its-existence
*2平成 27 年度「牛乳・乳製品の消費動向に関する調査 報告書」独立行政法人 農畜産業振興機構
https://www.alic.go.jp/content/000124616.pdf
*3日本豆乳協会データベース http://tounyu.jp/database/chousa.html
*4Large Dairy Company Ditches Dairy after 90 years and Starts Producing Plant-Based Milks Instead

 

卵代替品

2017年11月23日に発表された卵の代替品の市場調査*1によると、世界の卵代替品市場は、2017年から2022年にかけて5.7%成長し、2022年には11億1500万ドル達すると予測されています。
また代替卵で売り上げを急上昇させているHampton Creek(ハンプトンクリーク)のような会社もあります。

Hampton Creek

2011年に設立されたHampton Creek(ハンプトンクリーク)は、動物工場より持続可能で人道的で安価な食品という考えから設立された、米国の食品技術会社だ。
サンフランシスコに本社を置く同社は、数千種類の植物タンパク質を解析し、卵の代用品としてカナダの黄色ピーマンタンパク質など、さまざまな製品に使用する動物性タンパク質の低コストで環境にやさしい健康的な代替品を見つけた。植物タンパク質の栽培と収穫は、卵の生産に比べて資源の消費量と価格が低い。これは、 Hampton Creek製品が卵を含む同等の製品よりも安価であることを意味する。
例えば、同社の最初の製品であるJust Mayoは、通常の卵ベースのマヨネーズの通常の価格よりも約10%安くスーパーマーケットに供給することができる。
また、Hampton Creekでは、昨年は10億ガロン以上の水を節約したと見積もっている。これはビジネスにとってますます重要になっている問題だ。Just Mayoへの切り替えは、毎年8100万ガロンの水と191トンのCO2を節約すると推定している。
わずか4年間で、Hampton Creekは多数の大規模な顧客を集めた。米国全土の学校や病院に年間40億ドル以上の食事を提供するグローバルケータリング会社、コンパスグループなどだ。

米国における鳥インフルエンザの2015年の勃発により、現在の卵生産モデルの脆弱性とHampton Creekなどの企業の可能性が示されている。この流行により、2015年前半に4500万以上の鳥が死亡した(その80%は工場牧場で卵を産む鶏)。鳥インフルエンザの発生により、米国では卵の価格が倍以上になった。
鳥インフルエンザの危機が発生して以来、 Hampton Creekは、ほとんどの主要なファストフードチェーンからの問い合わせを受けて、その収益率が$ 4800万から$ 12000万になると予測している。

(FAIRR 2016年2月報告書より引用『工場的畜産:投資リスクの分析(Factory Farming: Assessing Investment Risks)より引用)


*1Egg Replacement Ingredients Market - Global Opportunity Analysis and Industry Forecasts to 2022 https://www.researchandmarkets.com/research/64v2nv/egg_replacement


乳製品や卵の生産過程における搾取・虐待の程度は長期にわたって苦しめ続けるという意味で肉よりも酷だという一面もあり、「動物への虐待に加担したくないのならば肉よりもまず乳製品や卵を止めるべき」というVEGAN活動家は少なくありません。

肉と同様乳製品・卵も、その速度は分かりませんが、今後代替品への移行が進んでいくものと考えられます。
今後これらの代替品が普及し、動物の苦しみに終止符が打たれる日も遠くないかもしれません。


卵の生産方法(日本)

Meat Free Monday宣言