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飼育密度が高すぎる日本の鶏肉(ブロイラー)

           ブロイラーの苦しみの詳細

鶏肉用のニワトリは欧米では2kgで出荷されますが、日本では約3Kgまで太らせてから出荷されていると知っていましたか?
そもそも鶏は150日ほどかけて大きくなる動物ですが、50日で大きくなるように品種改変させられてきました。急激に成長する骨、肉に体を支えることができません。ブロイラーたちは自然な歩き方をしません。ポテポテと不器用に歩き、どてっと尻餅をつくように座り込みます。自然な姿を失った鶏たちは、多くの時間を痛みの中で過ごし、50日後にコンテナに詰められて、逆さ吊りにされた後、首を切られて殺されます。

その鶏たちの日本での過密度合いは、
EUの平均1.4倍、最大1.78倍
に及んでいます。

日本

日本の出荷時の鶏一羽の平均体重は、2.94kgです。

平均
1㎡あたり15.90
1㎡あたり46.68kg
最大
1㎡あたり22.69
1㎡あたり58.99kg

※分析前の数字:畜産技術協会

2.94㎏の鶏はかなり大きい。一羽が専有する面積は、一般的な感覚だと(業者のようにぎちぎちに詰め込むことが異常だと感じる感覚)30cm×20㎝ほどだと思いますが、この大きさのニワトリを20羽も1㎡の中に収めているとはにわかには信じられません。しかしこれが現実です。実際出荷前にはなんとか詰め込んでいるような状態で収容されているのです。

EU

欧米の出荷時の体重約2㎏

上限
1㎡あたり16.5
1㎡あたり33kg

EUでは1㎡あたりのkg数が法的に決められていますが、日本にはそのような規制はありません。そのため、1㎡あたり58.99kgという明らかな超過密状態が許されているのです。

日本には法的な枠組みがないだけではなく、企業レベルにおいても同様です。例えばインドでは、大手養鶏・鶏肉企業のVenkateshwara Hatcheries Group(同社のVencob系が市場シェアの80%を占めているという)は契約農家に対して飼育密度の上限を1㎡当たり9羽程度としています*が、日本の大手企業で飼育密度の上限が設けられているという例を私たちは知りません。
*海外情報 畜産の情報 2019年4月号 インドの家きん、特に鶏肉産業の状況  ~養鶏・鶏肉企業の事例を中心に~

過密飼育は明らかなストレスの原因となります。ブロイラーは50日と異常に短い一生を送りますが、その短い時間ですら、ストレスフルで苦痛の多い時間を過ごさなくてはならないのです。

動物愛護管理法違反では?

この異常な過密飼育は、動物愛護管理法に違反しないのでしょうか。
法律が機能するのであれば、違法です。

第三章 動物の適正な取扱い
第一節 総則
(動物の所有者又は占有者の責務等)
第七条  動物の所有者又は占有者は、命あるものである動物の所有者又は占有者として動物の愛護及び管理に関する責任を十分に自覚して、その動物をその種類、習性等に応じて適正に飼養し、又は保管することにより、動物の健康及び安全を保持するように努めるとともに、動物が人の生命、身体若しくは財産に害を加え、生活環境の保全上の支障を生じさせ、又は人に迷惑を及ぼすことのないように努めなければならない。

過密であることだけが問題ではなく、不自然なまで太らせていることも問題です。歩くことがより難しくなり、痛みに耐えなくてはならない期間が増えるためです。
多くの場合糞尿が堆積するため、本来なら乾燥した敷料を追加したり撹拌し、乾燥した状態と砂浴びもできる状態を確保しなくてはならないが、そのような敷料が良好な状態にあるところは私たちは日本の施設としては把握したことはまだない。

効率の良い経済活動こそがすべてに優先してしまう現在の日本の風潮を変えていかなくてはなりません。
抗議する声を持たない動物だからと、限度なく効率と苦しみを押し付けていいわけはないのです。

写真動画はすべて日本

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