明治ホールディングスの国際的なケージフリーコミットメントの公開など注目を集める洋菓子業界。じつは、というのも不思議ですが、老舗洋菓子メーカーの株式会社コロンバンでは、約15年前から当たり前のように平飼い卵を使用した洋菓子を製造・販売しています。現在も使用する卵全体の数%(2026年には2~3%を確認)を継続的に平飼い卵で調達しており、平飼い卵を使用した商品の種類も増えています。
原材料へのこだわりから始まった平飼い卵の使用
コロンバンが平飼い卵を取り入れたのは、約15年前。同社が養蜂を始めた際、はちみつだけでなく、ほかの原材料にもこだわろうと考えたことがきっかけでした。
その代表的な商品が、平飼い卵を使用したバウムクーヘンです。バウムクーヘンは卵を多く使用する洋菓子で、コロンバンでは平飼い卵を使用することで、原材料へのこだわりを商品の特徴として打ち出しています。
近年は、既存商品をアレンジする形で、平飼い卵を使用した商品の種類も増えました。
日本では依然としてケージ飼育が主流であり、ケージフリー卵への切り替えは多くの食品企業にとって課題となっています。
そうした中、コロンバンが長年にわたって平飼い卵の使用を続け、一定の調達割合を維持していることは、アニマルウェルフェアの観点から評価できる取り組みです。洋菓子にかぎらず日本の老舗のこだわりが、日本のケージフリー養鶏を支持してきたことが、今日のアニマルウェルフェアの礎であることは間違いありません。
アニマルライツセンターは、こうした継続的な取り組みを歓迎するとともに、今後さらに平飼い卵の使用が広がっていくことを期待しています。