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日EU経済連携協定(EPA)についての意見書

2017年7月6日、日EU両首脳は、日EU経済連携協定(EPA)及び戦略的パートナーシップ協定(SPA)について大枠合意に達しました。
この交渉においては動物福祉も議論されています。

日EU経済連携協定(EPA)畜産動物福祉の交渉

7月6日に発表された外務省経済局の日EU経済連携協定(EPA)に関するファクトシートには、日本からEUへの輸出について牛肉,茶,水産物等の輸出重点品目を含め,ほぼ全ての品目で関税撤廃を獲得(ほとんどが即時撤廃)とされていますが、豚肉・鶏肉・鶏卵・乳製品については注意書きがあり、輸出解禁に向け協議中の品目となっています。これらの畜産物が協議中となっている理由が「動物福祉」だと言われています

これについて、動物福祉の観点から、下記のとおり外務省に意見を提出しました。

日EU経済連携協定(EPA)交渉に関する意見書

日本側への意見

当法人アニマルライツセンターは畜産動物福祉の問題に取り組んでおります。
現在,輸出解禁に向け協議中の豚肉・鶏肉・鶏卵・乳製品について、動物福祉の観点から下記のとおり意見いたします。

■これらの畜産物の輸出にあたっては、より高いレベルの動物福祉を設定すること。

理由

畜産物の輸出のために中国をはじめ各国が国内における畜産動物福祉の向上に取り組んでおり、畜産振興のためには今後動物福祉は欠かせないものとなってくることが予測されます。ISO(国際標準化機構)はOIE(世界動物保健機関)の動物福祉基準の実施を支える重要な枠組みを提供する技術仕様を2016年12月に公表しており、畜産動物福祉への取り組みの後れている日本にとってこの問題は今後最大の課題となってくると考えられます。
日本では欧米で禁止されている飼育が畜産の現場で行われているという実態があり、さらにはOIEの動物福祉基準もクリアできておらず、畜産動物福祉の国際的な評価は中国よりも低いものとなっています*。また日本人の畜産動物福祉の意識も低く、「アニマルウェルフェア」あるいは「動物福祉」という言葉でさえ88%が知らないと回答しています**。
しかし望む望まないにかかわらず、輸入畜産物は動物福祉の世界基準をクリアしてきており、このままでは日本は世界の潮流から取り残されてしまいます。こういった状況を変えるために、EU経済連携協定(EPA)においてより高い動物福祉を設定することは国内の畜産動物福祉の向上につながり、ひいては日本にとって利益になることだと考えます。

*WAPによる世界50か国の動物福祉評価 http://api.worldanimalprotection.org/
**https://www.hopeforanimals.org/animalwelfare/00/id=526

皆さまからも外務省にご意見を
畜産物の輸出解禁だけではなく、交渉の結果、この協定のルール規定に動物福祉が入ることが決定しています。このルールもこれから議論されていきますが、ここに入る動物は畜産分野だけには限りません。化粧品の動物実験なども入ってくる可能性があります。
動物福祉に関して高いレベルのEUに追随するだけではなく、日本も率先して動物の環境を改善するべく交渉に取り組んでいただきたいと思います。 皆さまからも、外務省にぜひ意見を届けて下さい。

 外務省 国民の皆様からの御意見

EUへの意見

EU側へは日本の畜産動物の福祉状況を知らせ、日EU経済連携協定(EPA)が、おくれがちな日本の畜産動物福祉の向上のきっかけとなることを願い、日本からヨーロッパへの畜産物輸出について、ヨーロッパのアニマルウェルフェア基準に合わせたレベルでの協定を結ぶことを要望しています。

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