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コープ自然派 フォアグラを販売

2017年はカタログからフォアグラが消えました。
ご意見を届けてくださったみなさま、また真摯に検討くださったコープ自然派様、ありがとうございました。

 


 

2016年12月、コープ自然派組合員のかたからアニマルライツセンターに手紙がありました。

内容は「コープ自然派で、毎年クリスマスシーズンにフォアグラが販売されています。取り扱いを止めていただくよう、どうぞ力を貸してください」いうもので、コープ自然派のチラシが同封されていました。

「世界三大珍味の一つフォアグラをご家族でお召し上がりいただけます」
との見出しが付けられており、値段は、4枚(72g)1350円です。

コープ自然派といえば平飼いの卵の販売もありますし、アニマルウェルフェアの五つの自由に言及した牛乳も販売されています。有機農業を推進し、商品の生産過程にこだわり「自然と共存する暮らしをめざしています」とサイトにも書かれています。そういった組合でフォアグラが扱われているとはにわかに信じがたい気持ちでしたが、本物のフォアグラが販売されているのは事実でした。

2016年12月、コープ自然派事業連合にあてて、フォアグラの廃止を求める文書を発送し回答を求めていましたが、回答をいただけなかったため、2017年3月、電話で商品部の方に話を聞かせていただきました。

こちらの話に真摯に耳を傾けてはいただけましたが、フォアグラ廃止の約束を得ることはできませんでした。「フォアグラ代替品があれば知らせてほしい」とのことだったので、次の二つを資料として提出させてもらいました。

  • 強制給餌を行っていないフォアグラ
    鳥の自然な生態を利用して作られている為、販売期間は限られており、高価です。
    http://lapateria.eu/
  • 植物性のフェイクフォアグラ
    ベルギーの動物保護団体GAIAがつくったもの。パーム油も使用されていません。動物性ゼロ、有機認定で値段も手ごろです。
    http://www.fauxgras.be/

代替フォアグラの資料を提出後、2017年4月13日に再度フォアグラ販売廃止の要望をしたところ、やはり回答がいただけなかったので、再度電話で問い合わせましたが、廃止するとの約束は得られませんでした。

コープ自然派でフォアグラが販売されるのはクリスマスシーズンだけで、クリスマスといえば何かそれにふさわしい雰囲気のあるものを、ということでフォアグラを販売されているのだと思います。しかし、強制給餌の実態を知れば、フォアグラが楽しいイベントにふさわしい食べ物だと思う消費者は少ないはずです。
2014年のフォアグラに関するアンケート調査ではこのアンケートでフォアグラの生産方法を知った人のうち、74.1%の人が「フォアグラを食べたくない」「あまり食べたくない」と回答し、フォアグラに対する拒絶感を示しています。
フォアグラの生産方法を知らない消費者にフォアグラを提供するというのは、消費者を欺くことにもなりかねません。
特にコープ自然派の会員は、「安ければ良い」だけではない、意識の高い人が多いと考えられます。

企業のアニマルウェルフェアを評価する国際的な専門家組織BBFAW(Business Benchmark on Farm Animal Welfare)は、強制給餌の有無を指標の一つとしています。強制給餌という、積極的な暴力が伴うフォアグラを企業は販売すべきではない、というのがBBFAWの考えです。
Corporate management and reporting on farm animal welfare continues to lag behind other corporate responsibility issues​​​​​​​

コープ自然派に、倫理的な選択をしていただけるよう皆さまからも声を届けてください。
特に会員の方はぜひ意見をおねがいします。

コープ自然派事業連合

〒651-2228 神戸市西区見津が丘3丁目8番5号
電話番号 078-998-0850
http://www.shizenha.ne.jp/

2017年はカタログからフォアグラが消えました。
ご意見を届けてくださったみなさま、また真摯に検討くださったコープ自然派様、ありがとうございました。

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