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フォアグラ輸入量1万キロを下回る。フォアグラは終わりの時代。代替も多数

フォアグラの輸入量が2024年大幅に減少した。主要な理由は、フランスからの輸入がストップしたことによる。鳥インフルエンザの発生により、フランスでは家禽にワクチンをうつこととなり、そのため生きた鳥も家禽の肉類もすべて輸入が禁止になっているためだ。この場合鳥インフルエンザの状況が変化した際には、フォアグラの輸入にも変化が起きる可能性がある。

だが、スペイン、カナダ、ブルガリアやハンガリーからの輸入も大きく減っている。鳥インフルエンザの発生により、輸入元を様々工夫をこらす業界のあがきが見える。いずれにしても、フォアグラの不安定さを露呈している。

そしてなにより、フォアグラが足りないなんていう声は全く上がらない。そもそも不要なものであり、かつ動物虐待に加担した非倫理的なものであることを認識し、ホテル業界、ウェディング業界、その他飲食店、そして貿易を担う商社などはフォアグラを手放すべきときである。なくても誰も困らないのだ。企業は”客のニーズがあるから提供する”と消費者を言い訳に利用してきたが、そのような言い訳はもう通用しない。企業や事業体の大きさにかかわらず、暴力からはできる限り遠ざからなくてはならない時代なのだ。

日本のフォアグラ輸入量は、2024年9831キログラムであり、羽数で換算すると16,385羽が犠牲になった計算だ。まだ1万6千羽以上が苦しみの中にいるため喜ぶことはできないが、大幅に減少している。私達がフォアグラに反対するチラシを配布しはじめた2008年の輸入量の3.74%になったのだ。

この動きに乗じ、様々な代替品が出てきている。培養フォアグラなども出てきているし、もともと海外ではきのこ類を使った代替品が売られている。更に日本では、いいものとは言えないが、豆腐に他の動物を混ぜて作ったものもある。

KG1000円羽数換算(600g)2008年比
2008262,7031,256,770.00437,838.330
2009227,544887,296.00379,240.0086.62%
2010218,535789,515.00364,225.0083.19%
2011204,648744,643.00341,080.0077.90%
2012194,695693,322.00324,491.6774.11%
2013202,187869,136.00336,978.3376.96%
2014177,747822,369.00296,245.0067.66%
2015140,706644,756.00234,510.0053.56%
201683,707298,750.00139,511.6731.86%
2017135194603503225,323.3351.46%
2018105905461530176,508.3340.31%
201971744308113119,573.3327.31%
20202451012238440,850.009.33%
2021137567103022,926.675.24%
20222663422253044,390.0010.14%
20233547931728259,131.6713.51%
202498318082116,385.003.74%
財務省貿易統計:0207.53-000 0207.43-000の値(缶詰品はフォアグラ単体でのデータがないため換算していない)

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