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「café light blue 」と「cafe Stay Happy」がケージフリー宣言

兵庫県にある「café light blue」と、東京都にある「cafe Stay Happy」が、アニマルライツセンターのケージフリー運動に賛同してくださり、2021年7月にケージフリー宣言をしてくださいました。

ケージフリー宣言とは、自社で使用している卵を、ケージフリー(平飼いや放牧)のものに切り替える、または、現在すでにケージフリーの卵を使っている店では、これからもずっとケージフリーの卵を使い続けると消費者に約束することです

café light blue

 2020年12月兵庫県姫路市にオープンしたばかりの「café light blue」

オーナーさんは保護猫活動もしており、可愛らしい「サクラネコ」のシルエットがお店のロゴマークにもなっています。

 カフェのデザートに使用している卵を、全てサテライツ(株)の卵に切り替えた、とsnsで投稿されているのを見て、アニマルライツセンターが問い合わせをしたところ、快くケージフリー宣言してくださいました。

 サテライツ(株)は日本で数少ない、庭先養鶏、終生飼育を行っている養鶏場です。終生飼育とは、通常1~2年で卵を産まなくなる採卵鶏を「廃鶏」として屠殺することなく、最後まで飼育する事です。

2023年、あるいはもっと早く、お店で使用している卵をすべてサテライツ(株)の卵に切り替えると約束してくださいました。

 ベジタリアンやヴィーガン料理にも興味があり、今後は勉強して、お店のメニューに追加していきたいと話してくださったオーナー。snsではバタリーケージのことや、牛乳を使用していないケーキの紹介など、アニマルウェルフェアについての発信もしてくださっています。

 cafe Stay Happy

東京都下北沢にあるcafe Stay Happy。

「一部の人間が利益を独占する世の中ではなくて、みんなが幸せを感じられる社会がいい」という想いを持つオーナーが、10年以上前から経営しています。

環境に配慮した食材や持続可能なサービスを提供することを心がけている同店では、オープン当初から平飼いの卵だけを使用しており、ヴィーガン対応のメニューも豊富です。

「鶏に大きなストレスがかかるケージの卵は、人間の身体にとっても良くないものだと思い、平飼い卵を使っている」と話してくださったオーナー。

この度アニマルライツセンターのケージフリー運動にも快く賛同していただきました。

 また、アニマルウェルフェアについても深い関心を持っていただき、実際にお会いしてお話しをさせていただくことができました。お店のH Pにもアニマルウェルフェアや当団体についてのブログを書いてくださっています。今後の食材仕入れに関して 、アニマルウェルフェアの考えを取り入れていきたいとのお気持ちが伝わってきました。



国際社会と比較すると、アニマルウェルフェアの取り組みが非常に遅れている日本ですが、少しずつ変化してきているのを感じます。

 新聞やネットニュースなどでアニマルウェルフェアやバタリーケージ飼育の問題について、取り上げられることも多くなってきました。

消費者の意識も変わってきていて、虐待的な飼育方法で育ったバタリーケージの卵に不快感をもち、より自然に近い形で育った平飼いや放牧の卵を選ぶ人が増えてきています。

 国際社会では禁止の方向に向かっているケージ飼育を、日本では9割以上の農家が採用しています。しかし、ケージ飼育の問題が広く認知され始めている今、採卵鶏の飼育方法を見直す時がきているのではないでしょうか。

 何より、多くの消費者が、動物の尊厳を無視した非人道的であるケージ飼育を望んでいないことを企業が理解することが大切であると考えます。

ケージフリー宣言をした企業の数は世界で2100件以上(2021/6 時点)、国内だけでも120件以上あります。内閣府がケージフリーを採用し話題になったこともあり、今後も益々増えていくと予想されます。

 あなたのお店、会社も世界の「脱ケージ飼育」の潮流にのって、ケージフリーへの切り替えを始めませんか?

 その他のケージフリー企業・お店の一覧はこちら

 

 

日本のケージ飼育の鶏

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