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豚流行性下痢(PED)が流行拡大中、4月までに10万227頭が豚肉として出荷

 農林水産省は、豚流行性下痢(PED)が5月6日時点で35県568農場に拡大していると発表した。
4月までの豚の死亡数は12万5千285頭、そのうち、10万227頭が屠殺され出荷されたという。

この感染の拡大は一向に止まらず、さらに、5月11日時点では37都道府県にまで広がっている。
まずは消費者は豚肉の購入は控えたほうが良さそうだ。

人間の下痢の被害の規模とは全く異なる。
岩手県では、2万9081頭が感染し、4232頭が死亡している。
人間で考えれば大変な出来事だ。
その感染力と死亡率に驚くとともに、現在の”衛生”の考え方、飼育方法に疑問を覚える。

現在の日本の豚飼育は、昔の飼育とは異なり、集約的または工場的畜産場で管理されている。
豚たちは、日にあたったり、土からミネラルをとったり、泥浴をして自分で衛生管理をすることは一切できない。
コンクリートの上で、自分と仲間の糞尿の中で過ごしている。
コンクリートではなく下がすのこ(木製ではない)ででできていて、糞尿が下に落ちるケースもあるが、同じようにすのこには糞尿がつく。

まず、もともと免疫力の弱い体になっていること、
そして、糞尿にまみれている時点で衛生管理にはなっていないこと、
これらが、感染拡大に大きく影響しているのではないだろうか。

本来必要なのは、消毒ではなく、免疫力の高い体と、自然で衛生的でいられる環境のはずだ。

 
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