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あなたの化粧品、動物を苦しめていませんか?ヒアルロン酸の真実

化粧品の非倫理的な問題といえば、動物実験が主なトピックスだった。でもそれだけではない。

化粧品には動物性原料(成分)が多数使われているが、そのことは商品の裏側の成分表示を見ても実はよくわからない。

あなたが使っている化粧品(メイクアップだけでなく、シャンプーや石鹸など)や目薬に使われている(かもしれない)ヒアルロン酸、なにからできているか、確認しましたか?

ヒアルロン酸には、動物性のものと、乳酸菌を使用して培養されたもの、植物性のものがある。資生堂は培養されたヒアルロン酸を独自で開発しており、決して動物性のものだけではない。しかし、動物性のヒアルロン酸を使用した商品は、とても多い。

動物性ヒアルロン酸の原料

動物性ヒアルロン酸の原料は、採卵鶏のトサカ(鶏冠)だ。

なぜ採卵鶏なのか

毎年6億頭以上日本で殺されている肉用鶏は、産まれてから50日で殺されており、体の大きさ自体は品種改変で大人の大きさになっているが、実際にはまだヒヨコの状態だ。体が大きいのにぴよぴよと鳴く。そしてトサカはほとんど生えていない。

本来は120日齢でもまだ鶏冠はそれほど大きくない。採卵鶏は生後120日してから卵を産まされはじめ、1年または2年卵を奪われ続ける。屠殺されるときには体はボロボロの状態だ。羽毛が禿げ、翼の風切羽の骨がむき出しになっているが、それでもトサカだけは大きい。

本来真っ赤でふっくらとし、まっすぐに立っているはずのトサカだが、日本の採卵鶏たちのトサカはへたり、薄ピンク色または白色をしている。トサカの端っこは青黒くもなっている。トサカは健康のバロメーターだ。アニマルライツセンターが保護したニワトリたちは、健康を回復し羽毛が生えそろうとともに、トサカの色が真っ赤になっていき、折れ曲がっていたトサカも真っ直ぐ立つようになった。
しかし、ヒアルロン酸やトサカエキスにされているトサカは、不健康なニワトリたちのトサカだ。

どうしたらいいのか

動物性ヒアルロン酸、トサカエキスの入った商品を買わないでほしい。動物の苦しみにお金を払わないでほしい。

ではどのような商品を購入したら良いのだろうか。

植物性、非動物性を明記する商品を選ぼう。または化粧品メーカーにヒアルロン酸の由来を電話で問い合わせるのも良い方法だ。そういった作業がむずかしい、または面倒だと思うのであれば、ヴィーガン商品を選ぶしかない。ヴィーガン商品は通販などで探すことができる。

ヒアルロン酸ナトリウムなど、工業製品のように聞こえる成分名であっても由来は鶏であることが多いので、注意してほしい。

 

ヒアルロン酸

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3 コメント

  1. むー 2018/06/01

    動物性のもの入ってないの選びたい。石けんとかも。日本は表示が分かりづらくてこまっています。

    返信
    1. ゾーイ 2018/10/11

      私はトルコ産のオリーブオイル100%の石鹸を全身に使っています。おすすめです。

      返信
  2. 動物福祉 2020/06/25

    コメントの方々
    トサカのためにニワトリを殺すのは反対だが、産業廃棄物としてトサカが残るのであればそれは有効に使うべきではないだろうか。
    それにそもそも、家畜動物たちは必ず最期殺される運命だが、幸福で生涯を過ごすことに目を向けるべきで
    トサカがどうだということは目の前の出来事しか見えていないと評価せざるを得ない。

    返信

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