フォアグラ

メルセデス・ベンツ日本でフォアグラメニュー

2017/02/16

メルセデス・ベンツ日本株式会社の、メルセデス・ベンツ コネクション(六本木)において、2016年11月30日~12月25日の期間限定クリスマスイベント「Star Garden」でフォアグラメニューが提供されました。

「海」の流星麺~西洋魚介スープと焼きおにぎり
「陸」の流星麺~鴨の生ハムスープとフォアグラバケット
 それぞれ1200円。


メルセデス・ベンツ コネクション(六本木)では、この期間限定のメニューのほかに、2階にあるレストラン「UPSTAIRS」で、フォアグラを使ったメニューがふんだんに提供されています。
http://www.mercedes-benz-connection.com/tokyo/upstairs.html

そのため、同年12月15日にフォアグラ廃止を求めて要望書を提出していました。
 

要望書

 

メルセデス・ベンツ日本株式会社 御中

 拝啓

貴社におかれましては時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

当法人アニマルライツセンターは、動物の権利向上を願い、様々な啓発活動を行っています。

 貴社のメルセデス・ベンツ コネクション(東京・六本木)のレストラン及びSTAR GARDENにおいて提供されているフォアグラメニューについて要望があり、ご連絡差し上げました。

 フォアグラは、その生産過程で行われる「強制給餌」が国際的に問題視されており、ヨーロッパを中心として多くの国が禁止しています。メルセデス・ベンツ本社のドイツも、動物保護法の中で「動物の健康のためにやむを得ず行う場合を除き、動物に強制的に給餌を行う事は禁ずる」としています。

 かつてフォアグラ生産が世界第4位だったイスラエルは、すでに自国におけるフォアグラの強制給餌を禁止し、現在は強制給餌されたフォアグラの「輸入販売」も禁止すべきではないか、との議論を行っています。

 そのほか、近年の動きには次のようなものがあります。

 2013年 英国amazonWebサイトでのフォアグラの販売を禁止。

2014年 デンマークで、フォアグラを取り扱うスーパーがゼロに。

2014年、日本のファミリーマートがフォアグラ弁当の発売を中止。

2014年、インドがフォアグラの輸入を禁止。

2015年、ブラジルのサンパウロ市が強制給餌と強制給餌されたフォアグラの販売禁止

 また、フェアメニューとしてフォアグラを提供していたかっぱ寿司は、2015年、当法人の要望に対して「フェアが終わり次第、今後のフォアグラ提供は見合わせる」との回答をしています。

 アパレル業界にも動きは広がっています。

The North FacePatagoniaのような、アウトドアブランドのいくつかは、フォアグラの強制給餌が行われたダウンを使用しないことを表明しています。

日本でも、ユニクロが2013年の秋冬商品からは、フォアグラにされた鳥のダウンは使用していません。

消費者の中にもフォアグラに対して問題意識を持つ人が増えています。

私たちは2015年、日本のファミリーレストランに、フォアグラメニューの廃止を求める署名を立ち上げましたが、賛同者は国内外を含め1ヶ月で16,000人を超えました。(*1

 また、201412月に当法人が民間の調査会社に依頼しておこなった「フォアグラに関する意識調査」(*2)では、この調査で初めてフォアグラの飼育方法を知った人のうち「食べたくない」「あまり食べたくない」と感じた人は74.1%、という結果でした。

この結果を見ると、フォアグラの生産方法を知らない人に、フォアグラを提供することにも問題があると言えます。

 「強制給餌」が動物を不必要に苦しめていることは、科学的に明らかになっており、国際機関が問題提起をしています。

 フォアグラのための脂肪質の肝臓の生産は、深刻な動物福祉の課題を含んでおり、そしてそれはFAOによって容認される習慣ではない。現在、欧州連合の法律は、強制給餌を生産が定着した領域にだけにとどまらせている。

-国際連合食糧農業機関(FAO)(2002年)

 強制給餌を受けるガチョウやアヒルは、給餌人が寄ってくるとペン(囲い)の中で逃れようとする” “フォアグラは、鳥の福祉に有害

-EU『動物の健康と福祉に関する科学委員会』(1998年)

  

こういった状況を考慮していただき、現在メルセデス・ベンツ コネクション(東京・六本木)で販売中のフォアグラメニューを中止していただけますよう、お願い申し上げます。

 

1 フォアグラ廃止を求めるWeb署名
(日本国内)https://goo.gl/Ykx3fb (海外)https://goo.gl/nGnyad

2 201412月フォアグラ関する意識調査
http://www.hopeforanimals.org/animals/foiegras/00/id=335



これに対して、2017年1月7日に回答をいただきました。
 

回答

 
先日は、弊社代表取締役社長宛にご要望書を頂戴いたしましてありがとうございました。
弊社は今回の様なご要望も含め、お客様から頂戴したご意見・ご提言に関しまして真摯に受け止め、対応を検討させていただく姿勢で日々業務に邁進しております。
 
今回のご要望につきましては、弊社ブランド体験施設であるメルセデス・ベンツ コネクション内でのレストラン食材に関するご要望ということで、○○より回答させていただきます。
 
結論といたしまして、Star Gardenにおける「陸の流星麺 ~鴨の生ハムスープとフォアグラバケット」につきましては、昨年12月25日をもって予定通り期間限定での販売を終了し、今後も再販予定はございません。
 
また、当施設2階のレストランUPSTAIRSにおけるフォアグラの提供に関しましても、今後の対応について多方面から考察し、協議いたします。
 
大変貴重なご意見を賜り、厚く御礼を申し上げます。 


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フォアグラ廃止の要望に対して回答のない企業もある中、市民の声に対して真摯な対応をしてくださったと思います。
しかし残念ながら今後のフォアグラ廃止を確約いただけるものとはなりませんでした。
残念ながら現時点(2017年2月16日時点)でもレストラン「UPSTAIRS」でフォアグラメニューが提供されています。

メルセデス・ベンツ日本株式会社の親会社は、ドイツのダイムラー社です。
そのドイツでは動物保護法の中で「動物の健康のためにやむを得ず行う場合を除き、動物に強制的に給餌を行う事は禁ずる」としています
フォアグラ生産に伴う陰惨な強制給餌は、メルセデス・ベンツの持つ洗練されたイメージとは相いれないものです。

メルセデス・ベンツ日本株式会社には、フォアグラを売らないという倫理的な決断をしていただける事を願います。


同社にぜひ皆様にからも声を届けてください。
http://www.mercedes-benz.jp/corporate/company/index.html


 

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